松本俊夫のレビュー一覧

  • 映像の発見 : アヴァンギャルドとドキュメンタリー

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    【目次】
     輝きを失わない真の古典的名著(中条省平)

     映像芸術の現代的視座

     前衛記録映画論/方法とイメージ/ネオ・ドキュメンタリズムとは何か/隠された世界の記録−−ドキュメンタリーにおける想像力の問題

     残酷を見つめる眼−−芸術的否定行為における主体の位置について/堕落したリアリズム/モダニズムとクリティック/追体験の主体的意味−−『二十四時間の情事』について

     日常性と凝視/ドラマのないドラマ/存在の形而上学

     「敗戦」と「戦後」の不在/芸術的サド・マゾヒストの意識/変身の論理/大衆という名の物神について/運動の変革
    初版あとがき
    再版に寄せて

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    2009年10月04日
  • 映像の発見 : アヴァンギャルドとドキュメンタリー

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    町山さんのネタ本?
    それはさておき、ここで述べられる話は、過去の話でもなく、それどころか映画の話でさえない。現代の我々の話である。我々はこの本が書かれた50年前から如何ほど洗練されたというのか。洗練どころか――と思わざるを得ない。
    【敗戦の事実から何物をもえようとせず、そのことによって「戦後」を挫折させたものたちが、戦後十四年を経た今日、敗戦を「敗戦」たらしめ、戦後を「戦後」たらしめることによって、現実変革のプログラムとその実践主体の革命をなそうとすることを「またしても」拒否しているということであり、そのような傾向にたいして、私たちが、断固非妥協的に闘いぬくことによって、私たちの戦後史に責任を

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    2012年01月17日
  • 表現の世界 : 芸術前衛たちとその思想

    Posted by ブクログ

    【目次】
     激動の六○年代を代表するラディカルな作家の貴重な証言(西嶋憲生)1空洞化の呻き/孤独と狂気/愛と自由は可能か/迷路の中の他者/「ばらのつぼみ」とは何か/差別からの自由/遅れた新しい波/六○年代のアヴァンギャルドたち/アンダーグラウンド・シネマの核心/ゴッタ煮の美学/本能と外界の接点/蒸発の根に何を見るか

     真の戦争ドラマとは何か/ブレヒト劇の批評性/憎悪の底にあるもの/ベケットの世界/アンチ・テアトルは頽廃か/精神的飢餓感の表現/自己救済の刺激/形にならない形への模索/環境芸術の思想/現実の主体化/計算と手探り/文学における「戦後」の超克

     裏目読みの功罪/政治主義復活批判

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    2009年10月04日