秋元里奈のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
食べチョクで有名なビビッドガーデンの創業者秋元里奈さんの自伝のような本。
彼女の自伝のような前半パートと起業家・経営者としての秋元さんへの質疑応答及びステークホルダーからの評価という後半パートの2部構成になっている。
秋元さん自身はメディア露出も増えてだいぶ有名になったと思われるし、とてもキラキラした印象を持っていた。一方で本を読んでいくと生まれは農家で双子の母子家庭、学力も飛び抜けていたわけではなく、元々は漫画家を目指していたような内気な人。農家の子供特有の偏食を示すなど、いわゆるお嬢様やご令嬢などではない普通の人だと分かった。
かつての農家が荒廃している姿を見たことが原体験となり、自身 -
Posted by ブクログ
彼女の人生は大きく4つの構成で描かれている。
①幼少期:表に出るのは苦手だが、とことん負けず嫌い
②学生時代:スポーツは苦手。イジメに屈しず、負けず嫌いな性格が功を奏し、表に出るように。
③社会人(前半):安定よりもワクワクを取る。DeNAに入社。
④社会人(後半):やりたいが見つかり、ビビッドガーデン創業。
負けず嫌い、この性格により人生が変わる瞬間を私をしているが故にとても共感できるお話でした。
特に心に残っているのは、ビビッドガーデンのサービスである食べチョクの本当の目的は、生産者と消費者を結ぶプラットフォームではなく、「生産者の想いが正当に評価されるようなツール」ということ。
だ -
Posted by ブクログ
自分と同年代の起業家・秋元里奈さんの会社を立ち上げた経緯や理念などについて。
とても情熱が伝わってくる文章だった。
「努力する人は夢中な人に勝てない」という一文に、なるほどと思った。夢中になって自分のやりたいことに取り組むことで、その思いや情熱が周りの人にも伝播し、周囲を巻き込みながら一つのサービスが作り上げられていったのが良くわかった。だからこそ、こんなにも生産者さんや周りの人たちから愛されているんだろうなと。
「論理と感情のバランスの取れた人」というのも応援される要素なんだろうな。
「食べチョク」、名前だけは聞いたことがあったけど、サイトも覗いてみたい。 -
Posted by ブクログ
大学の友人が本を出したので早速読んだ。
一緒に飲んだり話したりしていた仲間がここまでの覚悟と行動力を持って社会貢献している姿にはとても刺激を受けたし、元DeNAということもあってか南場智子氏に考え方がとても似ているなと感じた。
一番印象的だったのはやっぱり生産者ファーストの姿勢。生産者さんの言葉に泣きそうになった。特にコロナ下の応援CPNを「売上げが下がらなくてよかった」ではなくて「大事な野菜が無駄にならなくてよかった」といっているところに、食べチョクと農家さんが目指している素晴らしい世界が見えた気がした。
自分も保険の開発担当として、「コロナや自然災害で事業に大きな影響を受けた事業者さん