R.キャンベルのレビュー一覧

  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系1
    ラブクラフトの中では読みやすいほうかと思う。とはいえ、疲れるのは間違いないが。短編が多く収録されておりテンポがいい。しかし、ラブクラフトの恐怖感はいささか薄い。ラブクラフト本人の作品じゃないものが多いからだと思われる
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系2
     クトゥルフ神話はラヴクラフトが創始者ですが、彼一人で作り上げたものではありませんでした。様々な作家がこの「遊び」に参加し、自由に創造の翼を広げてこの世界を開拓していきました。
     2集はラヴクラフトやロングなど5人の作家によるリレー小説『彼方よりの挑戦』など13編を収録。以下、少々ネタバレありの各話...続きを読む
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系4
     クトゥルフ神話の啓蒙に努めたダーレスに才能を見出された作家の一人がラムジー・キャンベルです。ダーレスの指導により、彼は生まれ育ったイギリスに、ラヴクラフトのように架空の都市を作り上げ、そこを舞台に様々なクトゥルフ神話作品を創作しました。
     4集はキャンベルのクトゥルフ神話代表作品である『妖虫』やラ...続きを読む
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系3
     ヘンリー・カットナーはかつて作家のエージェントとして働いていた経験から、多彩なジャンルで活躍していました。デビュー作である「墓地の鼠」はラヴクラフトの色が強かったことから、彼の代作では、とも噂されたそうです。
     3集は、カットナーのクトゥルフ神話代表作品である『セイレムの怪異』やラヴクラフトが添削...続きを読む
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系1
     ク・リトル・リトル神話――クトゥルフ神話とも呼ばれるそれは、アメリカの作家であるハワード・フィリップス・ラヴクラフトが創始し、フランク・ベルナップ・ロングやクラーク・アシュトン・スミスらが広げ、オーガスト・ダーレスらが体系化した、架空の神話体系です。最初は作家同士で架空の神々や地名や書物等といった...続きを読む
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系6
     新編真ク・リトル・リトル神話大系。最後となる6・7集は、1980年にラムジー・キャンベルが編集したアンソロジー『New Tales of the Cthulhu Mythos』を邦訳し、前後編に分けて再編したものになります。旧編で出たのが1983年、つまり、当時最も新しく刊行されたク・リトル・リト...続きを読む