一ノ瀬初奈のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレギルバートのプロポーズを断ったアン。この下巻は生まれ故郷に赴いて、自分の原点を発見したり他の人々の結婚などを見ていながらアンの内面の成長といった内容。ついに理想の王子様、ロイに巡り会うアン。ギルバートにも恋人ができたらしいと右沢を聞き、ダイアナが結婚したり、短期講師として赴任した先の場所で母親に阻まれて結婚できなかった恋人達に出会い、さらには通りすがりのような男性にまでプロポーズされる。ロイにプロポーズされた瞬間、自分が愛していたのはギルバートだと気づくアン。アヴォンリーの人々はアンとギルバートが結婚するのだと決めつけていたが、アンは「決めつけられた結婚」が嫌だったのかもしれないし、婚約や結婚の形で子供時代が終わってしまうのが嫌だったのかもしれない。ギルバートのプロポーズを断ったのはアヴォンリーで過ごす子供のままでいたいという願いがあったのだろう。ルービーを始め親しい人々が亡くなり、ダイアナは結婚して母になった。アンも大学を卒業して校長職をオファーされたと話している通り、アヴォンリーで過ごした子ども時代はもう終わってしまった。大人になるアンが愛したのはアヴォンリーを共有するギルバートだ。やはりアンはアヴォンリーに深く根付いた女性なのだろう。