関谷敦子のレビュー一覧

  • 呪いのウサギ

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    本来、世界は寂しさに満ちていて、すべての存在は孤独だ。困難の末に正義や真実が勝利し、不正が正されたとしても、最終的に善が栄えて悪が滅びる勧善懲悪が実現したとしても、あるいは、必要とされた復讐を成し遂げたとしても、依然として、世界は寂しく、人間は孤独であって、この事実は永遠に変わらない。
    …この物語が、よそよそしく荒々しい世界において、寂しく孤独な方法で、それぞれに孤軍奮闘している読者の慰めになればと思う。
    ー著者あとがきより

    この短編集のお話はどれも結末はある種破滅に至り、SF、ホラーめいている。話の展開は理不尽さに微塵も容赦がなく、グロテスクにも感じる。
    けれど全てのおはなしは上記の著者あ

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    2026年05月05日
  • おふとんの外は危険

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    どの作品も不思議な世界観で好きでした。
    特に好きだったのは
    #超人は今
    透明ネコは最高だった
    です。

    超人は今は一般人に焦点を当ててほとんど超人が出てこないというのが好きでした。
    マーベルやDCのドラマシリーズにありそうです。
    長編の方も読んでみたいと思いました。

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    2026年03月14日
  • おふとんの外は危険

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    ネタバレ

    韓国女性SF作家のウィットに富んだ秀逸なショート・ショート。ハラケイスケのイラストもよい。
    〇おふとんの外は危ないから出ないで:突然ふとんの声が聞こえるようになった。
    〇Siriとの火曜日:ロボット化したSiriのモニターに選ばれて
    〇万物の理論:マックで統一理論を解明したところ宇宙が収束に向け小牝牛始める
    〇#超人は今:超人にソウルの警察権限を与える法案の投票日に
    ◎バナナの皮:夜だけ空いている喫茶店のバリスタからのバナナの皮のお土産が物語を紡ぐ
    ・天国にもチョコレートはあるのか
    ・君の変身:手術を重ね変わり続けるホモの恋人との関係性
    ・透明ネコは最高だった
    ・運のいい男:町内の人々から無料

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    2026年03月13日
  • 呪いのウサギ

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    ネタバレ

    おもしろかった!!ホラー?ファンタジー?
    あとがきに「この物語が、よそよそしく荒々しい世界において、寂しく孤独な方法で、それぞれに孤軍奮闘している読者の慰めになればと思う」とあるとおり、不条理で残酷で悲しい物語の中に、作者の労りを感じるような。
    短編集という手軽さもあって、さくさく読んでしまった。最後の方の物語は希望もある終わり方だったので救われました…

    最後は舞台がポーランドで、ポーランドと朝鮮の歴史を重ねている物語だった。韓国の作家の物語の中に朝鮮戦争や過去の大戦の記憶が刻まれていると日本人としてはドキッとする…

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    2026年03月03日
  • 呪いのウサギ

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    孤独、破滅、恐怖を感じる異色短編集。印象に残ったのは凶悪な呪いと破滅を淡々と描く「呪いのウサギ」、トイレに現れたおぞましい分身「頭」、相手不在のはずが急遽妊娠した恐怖「月のもの」の3編。不条理なホラーや幻想が好きな方にはぜひ読んで欲しい一冊です。

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    2026年02月05日
  • おふとんの外は危険

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    これは面白かった!12の奇想短編は個性的な作品ばかりで、読み終えた瞬間「良い作品!」と独り言を言いたくなる感じ。最高の透明猫の話、謎のスーパーヒーロー、幸か不幸か衝撃のラスト、ファンタジー世界が実は… 作品に出てくるキャラがどれもおかしくて楽しい。

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    2026年02月05日
  • 呪いのウサギ

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    シュールさと同時にリリカルさも感じるホラー短編集。奇想天外な設定ながら、ふいに引き込まれてしまう物語も多いです。
    そこそこオーソドックスなホラーとしては表題作「呪いのウサギ」「楽しい我が家」がお気に入り。「呪いに使われる道具ほど、美しく作らなければならない」という言葉が妙に残ります。そしてその言葉の通りにあまりに美しいウサギのランプが引き起こす呪いの恐ろしさ……実に恐ろしいです。
    シュールさ全開で面白いのは「頭」「月のもの」。どちらも主人公の立場からすると、恐ろしいというよりもひたすら嫌だなあ、という気にさせられます。あまりに理不尽で不可解。だけどいったいどうなってしまうのか、わくわくしながら

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    2026年05月09日
  • 呪いのウサギ

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    ネタバレ

     9話の短編主でありましたが、いろいろなジャンルのものがありました(SF、ホラー、エンタメ、ファンタジー)
     どれも読みやすくて面白かったです。ホラーなんだけどコントみたいなストーリーもありまして、それは声に出して笑ってしまう面白さでした。そうかと思えば、グッとくるストーリーもあってバラエティーに富んだ話ばかりでした。
     自分は1話目の「呪いのウサギ」、2話目の「頭」、5話目の「さようなら、愛しい人」が良かったですね。他も良かったです。

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    2026年04月26日
  • おふとんの外は危険

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    10年書き溜めてきた作品がまとめられているだけあって、どの短編もユニークなワンアイデアが光る一球入魂の短編集。表紙や文庫本サイズなども含めて、妙に愛着がわく本。

    全体の流れがとても良くて、とくに一編目の「おふとんの外は危険」で読者を非現実へと連れ出し、ラストの「透明ネコは最高だった」で希望と共に現実へ送り出してくれるのが、エモすぎてぐっときてしまった。アメコミや『THE BOYS』を連想してしまうような「#超人は今」、村上春樹オマージュの「スパゲティ小説」も好き。

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    2026年03月09日
  • 呪いのウサギ

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    最初の一編が表題作「呪いのウサギ」なのですが、淡々とした語り口でどんどんと凄惨で容赦のない破滅を描き切っていて、なかなかのインパクトでちょっとばかりぎょっとしました。ただただ静かにひそやかに、いっそ詩を諳んじるかのような静々とした手つきで、グロテスクな残酷を描いていたのです。

    その手管はどの短編にも発揮されていて、だからどのお話もアンハッピーに近いものばかりです。けれど、さほど後味の重さは感じないのです。なぜかと考えてみると、話それぞれの悲劇や苦痛のどれにもまったく寄り添わず、あくまで傍観者として、悲劇を遠巻きで描いているからかなと思えました。感情を描くのでなく、事象を描くことに尽くしている

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    2026年03月04日
  • おふとんの外は危険

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    タイトル買い。感性か翻訳かどちらが合わなかったのかわからないけど、あまり響かず…
    SFではなくファンタジーぽい読後感。「Siriとの火曜日」は面白かったです。

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    2026年03月30日
  • 呪いのウサギ

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    韓国版の世にも奇妙な物語、はたまた千夜一夜物語という感じ。

    ただ、物語の要素が陰湿・不安・生理的嫌悪といったような負の方向で構成されているので、そちらの話が好きか嫌いかで評価が真逆となりそう。

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    2025年12月21日