関谷敦子のレビュー一覧

  • 呪いのウサギ

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    ネタバレ

    おもしろかった!!ホラー?ファンタジー?
    あとがきに「この物語が、よそよそしく荒々しい世界において、寂しく孤独な方法で、それぞれに孤軍奮闘している読者の慰めになればと思う」とあるとおり、不条理で残酷で悲しい物語の中に、作者の労りを感じるような。
    短編集という手軽さもあって、さくさく読んでしまった。最後の方の物語は希望もある終わり方だったので救われました…

    最後は舞台がポーランドで、ポーランドと朝鮮の歴史を重ねている物語だった。韓国の作家の物語の中に朝鮮戦争や過去の大戦の記憶が刻まれていると日本人としてはドキッとする…

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    2026年03月03日
  • 呪いのウサギ

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    孤独、破滅、恐怖を感じる異色短編集。印象に残ったのは凶悪な呪いと破滅を淡々と描く「呪いのウサギ」、トイレに現れたおぞましい分身「頭」、相手不在のはずが急遽妊娠した恐怖「月のもの」の3編。不条理なホラーや幻想が好きな方にはぜひ読んで欲しい一冊です。

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    2026年02月05日
  • おふとんの外は危険

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    これは面白かった!12の奇想短編は個性的な作品ばかりで、読み終えた瞬間「良い作品!」と独り言を言いたくなる感じ。最高の透明猫の話、謎のスーパーヒーロー、幸か不幸か衝撃のラスト、ファンタジー世界が実は… 作品に出てくるキャラがどれもおかしくて楽しい。

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    2026年02月05日
  • 呪いのウサギ

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    最初の一編が表題作「呪いのウサギ」なのですが、淡々とした語り口でどんどんと凄惨で容赦のない破滅を描き切っていて、なかなかのインパクトでちょっとばかりぎょっとしました。ただただ静かにひそやかに、いっそ詩を諳んじるかのような静々とした手つきで、グロテスクな残酷を描いていたのです。

    その手管はどの短編にも発揮されていて、だからどのお話もアンハッピーに近いものばかりです。けれど、さほど後味の重さは感じないのです。なぜかと考えてみると、話それぞれの悲劇や苦痛のどれにもまったく寄り添わず、あくまで傍観者として、悲劇を遠巻きで描いているからかなと思えました。感情を描くのでなく、事象を描くことに尽くしている

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    2026年03月04日
  • 呪いのウサギ

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    韓国版の世にも奇妙な物語、はたまた千夜一夜物語という感じ。

    ただ、物語の要素が陰湿・不安・生理的嫌悪といったような負の方向で構成されているので、そちらの話が好きか嫌いかで評価が真逆となりそう。

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    2025年12月21日