軍人、政府要人など70人近くの証言からなる内容。陰謀論が詰まっている。お決まりの台詞「これについて一言も話してはいけない」や秘密組織も度々出てきます。X-ファイルからはまった都市伝説好きにはお馴染みかもしれない。
しかし残念ながらこの本の構成が証言の羅列なので、○○提督証言と言われても、誰やねんという感じが強くなり、その証言の真実味は薄くなる。
もし秘密組織が存在したとして、UFO情報を良い意味で隠匿する理由もわかる。混乱をもたらすのが目に見えている。果たしてこの本の証言のようにX-ファイルのように秘密組織はおどろおどろしいものなのか。
ただ、これが真実ならとても面白い。ニールアームストロングの「我々は歓迎されていない」という話や、夢の癌治療の技術、はたまたトヨタも持つというフリーエネルギー車の話、日本航空ボーイング747機UFO遭遇からその後の機長の処遇などなど。
・UFOについて公に話すと秘密組織に消された人がいると恐れ慄いてるのに、なぜ証言するのか? 証言した人達は消されないのか
・地球外生命体の技術では核の機能不能する技術があり、核実験の停止に追いやられたという証言が多数あるが、なぜいまだに核実験は行われているのか?
・役職や名前までも堂々と公開してあるが、これらの人物は実在するのだろうか?
・秘密組織は正しい情報と嘘の情報を操作して何が真実なのかをわからなくすると証言にあるが、そうなるとこの本に出てくる各証言も操作された情報かもしれないのでは?
都市伝説好きであれば聞いたことがあるような“証言”が詰まってはいる。そして、似たような内容も多く700頁強の分量の本。
似たような内容、イコール、整合性があると著者は述べる。
広大な宇宙において、地球外生命体がいないと言う理由は見当たらない。米国も未確認飛行物体の存在は認めている。
だが、証言の羅列だけでは、この本の内容を真実として受け止めるまでには至らない構成だと感じた。
読むのも読まないのも、あなた次第です。