平井宏治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中国の世界進出戦略について、今まではほとんど無知で中国ってすごいなぁという程度にしか捉えていなかったが、少しでも最新の技術を取り入れて、自国の軍民両用技術としようとしていることについて知った。
国総出で自国の軍事力を高め、その技術を民間に戻して経済的にも収益を上げていくというモデルを確立させている。
それに比べると日本は性善説すぎるし、自衛や安全保障といった危機管理の感覚がほとんどないのだということにも驚かされた。
私自身、甘やかされた環境で育っているので、発展途上国の人たちの必死さのかけらも持ち合わせていないが、今後数十年でそれが逆転する未来が来るのだということを切に感じた。
実際日本 -
Posted by ブクログ
国民が収めた税金が中国に流れ、それを支援する事で私腹を肥やす政治家。
問題解決しようとしないどころか、問題を作っているのが実は一部の政治家である事が、様々なエビデンスを以って告発されている。このような売国奴達に対して読んでて怒りが込み上げてくる。高市政権になり、ここで書かれている不正や売国行為が炙り出され、厳正な処分が下される事を願う。
印象に残ったのが経済のグローバル化に対する警鐘である。西側各国が、「世界はヒト・モノ・カネ・情報が国境を超えて自由に行き来し世界中が反映する」というお伽話をナイーブに信じて、私有財産を認めない共産主義国家に資本投資と技術移転を行った、という件り。結局、中国 -
Posted by ブクログ
2023年11冊目。満足度★★★★☆
現在、アメリカを中心として世界では対中国包囲網を築こうとする動きが目立ってきました。
日本企業の一部でも、そのリスクに気づいてサプライチェーンを中国から変更する等の動きもあります。
しかし、依然として中国に大きな設備投資を新規で計画・実行する日本企業が多数にのぼります。
本書は、日本・日本人が他国に比べて認識が甘い「チャイナリスク」について、中国にある実際の法令などを解説することを通じて警鐘するもの
タイトルはあくまでそのリスクの象徴の意味合いでしかないが、中国がその気になれば、日本企業が中国に保有する資産が全く使えないなどの事態になりうることが