田口理穂のレビュー一覧

  • コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿

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    実に興味深い。コロナ禍で各国のリーダー達は、どう指揮したのか。あの時は外国にまで目がいってなかったので、新たに知れた。

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    2025年01月07日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    夫婦同性を強要する国は、今や日本だけとなってしまったが、世界各国は家族観や氏制度がどのように捉えらているのか?主要国ごとにまとめられている。

    別姓にも、(絶対に)別姓だったり、創作姓だったり、色んなタイプがあるのだなあと思った。また子どもの名字も考えなければならない点など、制度を変えるとなると考慮する必要があるポイントもたくさんある。

    伝統を継承するといったように曖昧な結論で終わらせるのではなく、時代が進んだ今、多様化する家族観に対して名字はどのように適応していくべきなのか考えていかなければならない。

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    2021年11月23日
  • コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿

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    各国の首脳によって対応や姿勢が全く違うのが興味深い。フランスのマクロン大統領は信頼を失った一方で、ドイツのメルケル首相はむしろ支持率を取り戻した。

    他国の事例と比べると、いかに日本政府への信頼感がないかが身に染みてわかる。ドイツやベルギーは感染拡大の押さえ込みに成功していない(ドイツなんて何回もロックダウンしてるし)にもかかわらず、国民が現政権を支持しているのは、リーダーが優れたリーダーシップを発揮できているからだろう。

    quote:ベルギー首相の会見
    日夜この危機の最前線にいる方々のご苦労に感嘆しています。例えば医療関係者のみなさんの。でも彼らだけではないのも知っています。みんなで、連帯

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    2021年02月18日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    夫婦別姓について、英国、フランス、ドイツ、ベルギー、米国、中国、韓国の状況をその土地で暮らす女性が作成した記事をまとめた本。
    こうなってくると、スペイン・ポルトガルや中南米の国々、インドやアフリカ、ロシアも知りたくなる。
    第II部で夫婦別姓を賛成する司法・国会・経済界のメンバーの座談会があるが、別姓寄りにバイアスがかかった議論に思った。

    とは言え、本書の通りプラグマティック(実務的)に考えるなら、一人に1つの姓が良く、旧姓の通称使用は無駄。結婚による改姓手続きも無駄。
    DX(デジタルトランスフォーメーション)だ、日本人の労働生産性向上だと言うなら、誕生時の姓を使い続ける社会的な効率化を前提に

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    2025年07月13日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    これは各国(イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、アメリカ、中国、韓国)の事情や理想や現実をわりと細かく説明していて良書だと思う。

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    2024年04月11日
  • コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿

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    あくまでも、各国に在留している1個人の感想ではあるが、各国のリーダーの人となりが明確に分かりやすく書かれており、興味深くスラスラと読み進めることができた。

    1国の主人は、どのような資質を持っていると国民に支持され国がまとまって行くのか、コロナ蔓延により1人1人の1国の主人の個性が炙り出されたと感じた。

    「長」がつく者達が、どうしたら部下の心を掴めるのか、組織が生かされるのかのヒントにもなると感じた。

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    2022年05月15日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    私は夫婦別姓賛成派だけど、日本は家族の絆が失われるという抽象的理由でなかなか別姓が進まない。
    海外で別姓を導入している国々の実情をこの本で学ぶ事で、夫婦別姓の問題点や必要性を理解する事ができ、大変勉強になった。
    まずやはり別姓を導入しても家族の絆は失われる事はないと実感。
    ただ問題点としては子供の姓をどうするか。
    父にするか母にするか。連結姓という制度を導入するのもありだとは思うけど、代が経る毎にどんどん連結していけば姓が長くなってしまう問題が生じてくる。
    また子供と姓が違う場合に、親子だと証明するのが難しい事があるので、そういう場合の対応をどうするかというところが問題かな。
    後は制度が導入さ

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    2022年01月08日
  • コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿

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     依然、世界で猛威をふるい、終わりの見えないコロナウイルス。その時、トップは
    どのような対策を立て、国民と対話し、自制を求めたのか、各国の在留邦人ジャーナ
    リストが評価。国民一人一人にコロナ禍を自分自身のこととして捉え、連帯し、思い
    やりを持つことを繰り返し求めたリーダーの言動に多くの人々が共感し、危機感を共
    有する。
     先の見えない状況の中で、国の舵取りを任せられるリーダーとは何か、子どもたち
    のための記者会見を開く国をうらやましく思いながら考えさせられた。

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    2021年04月12日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    2010年代に、夫婦別姓が選択できない国は日本だけになった。
    2015年最高裁で合憲判断が下された。
    その後もさまざまな論点で訴訟が提起されるが、家裁申し立ては棄却、地裁提訴も棄却となり、司法による解決はなされていない。

    与党自民党の中でも、緩やかな別姓を認容する意見が出ている。
    各新聞社等の調査によっても、やりたい人はやればいい、という意見があるにも関わらず、司法、立法の場では救われていないのが現状である。
    一部強権派が家族の繋がりだとか日本の伝統ということを前面に出し、反対している。

    本書はイギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、アメリカ、中国、韓国の7カ国に居住しているジャーナリストた

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    2022年07月10日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    “日本では若い女性、また「物申さない」 控えめな女性が好まれていると、里帰りするたびに実感する。科学番組でもドイツなら女性の科学者や司会者がばりばり発言しており、日本のように若い女性が年配男性の解説に「えー、そうなんですか」と相槌を打つだけという光景はほとんど見ない。そのような光景があちこちで繰り返されることで、それが当然という刷り込み が社会全体に広まる。”(p.121)


    “たしかに、「なんでも二択」のような設定は、今の社会には合わないだろう。「姓」にも「性」にも、もっと自由があっていい。現実が牽引する自由に、法制度が追いつけていない。”(p.264)

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    2022年02月12日
  • 夫婦別姓 ──家族と多様性の各国事情

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    2021年の衆議院選挙のときに争点のひとつとなった「選択的夫婦別姓」。結果としては、すぐに夫婦別姓を推進するほどの票差ではなく、まだまだ道のりは遠いなと感じました。

    私が20代のころは「あんたが結婚するころには夫婦別姓が選べるようになってる」と言われたのですが、結婚もしなかったけど、夫婦別姓も実現してないですね。

    当時の同級生たちは次々と結婚して名前が変わり、すでに結婚後の苗字のほうが長くなっている人も。彼女たちに葛藤があったのかなかったのかは知りませんが、年賀状とかくるたびに旧姓も書いてくれないと誰が誰だかすぐにはわかんないなと思っておりました。

    そんななかで一人、イギリス人と結

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    2022年01月30日