江口圭一のレビュー一覧

  • 十五年戦争小史

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    ネタバレ

    満州事変から太平洋戦争敗戦までを描いた通史の決定版。帝国の政策の二つの柱を軸に,満州国成立後から盧溝橋事件までの「戦間期」や,あるいは南方進出の経緯が紹介されることで,満州事変から敗戦までが一連だったことがよく理解できる。

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    2024年09月02日
  • 十五年戦争小史

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     本書は、著者が大学の講義用テキストとして用いることを想定して書き上げた「十五年戦争」の通史である。主要な史実についての解説はもちろん、当時の支配層の考えや国民の意識等を取り上げるなどして戦争の背景や全体像が分かりやすく説明されており、また著者自身の評価や見解が随所にコンパクトに述べられている。ポイントが良く整理されているので一気に通読できるし、通史として信頼するに足る書だと思った次第。

     著者は、戦前期日本を「二面的帝国主義」国家と捉える。軍事大国となった日本であったが、資源・貿易関係・国際金融を通じて米英に対して劣位に置かれ、しかも米英に深く依存し、その依存を軍事大国として存立するための

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    2024年10月21日
  • 十五年戦争小史

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    部隊名人名階級が続けて書かれていると何処から何処までか名前なのか、声に出して読まないと分からなかったり、漢字だらけの文語体があったりして、なかなか頭に入ってこなくてしんどかった。特に名前の羅列では、いったいどんな人物だったのかも伝わってこないので、一人一人自分で調べる必要性を感じたが、そこまでする余裕はなかった。しかし、この15年間の間になし崩し的にまた怒濤のように破滅に向かっていったことはよく体感できた。この先生の講義を受けてみたかった。

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    2023年07月14日
  • 十五年戦争小史

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    満州事変から太平洋戦争まで、中国大陸の支配が一貫したテーマで、日本は自分で自分の首を絞めていたように見えた。

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    2020年10月25日