金丸啓子のレビュー一覧

  • 共犯者

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    勇敢に立ち上がる正義の側にいるヒーローではない女性、迷い葛藤する女性が主人公のフェミニズム小説。

    その場で立ち上がれなかったあなたも私も共犯者。
    罪悪感を抱くべきはベティを引き摺り込んだクレオだけなのか。そして、その罪を犯した自分自身を赦せるものなのか。

    当時はティーンの子に20歳も上のフィアンセがいるのはおかしくなかったからとか、利益を考慮して自分で選んだことだから自分に責任があるからとか、性被害にあうと、相手を責めるまえに自分自身に相手を責める資格がないように思えてしまう。ましてや手を貸していたなら、どうだろう。子供だったからという言い訳は、社会には通用するけれど、自分には通用しない。

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    2026年05月25日
  • 0番目の患者 逆説の医学史

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    ネタバレ

    面白いノンフィクションを続けて読めてホクホク。科学も医学も、線引きを間違えれば小説のホラー以上に怖くなるやね。
    医学系では知られているのかもしれないけれど、ほとんどが初見の話で新鮮だった。サリドマイドはぞっとするなぁ。

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    2021年04月30日
  • 0番目の患者 逆説の医学史

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    前頭葉を失い、その感情に果たす役割を示したフィニアス・ゲージ、がん化した細胞をえいえいんに培養され続けているヘンリエッタ・ラックスなどいろんなケースの第一号を患者の側から記述。腸チフスの未発症のまま数百人に感染させ続けてきたケースは興味深い。

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    2021年02月20日
  • 0番目の患者 逆説の医学史

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    本で紹介される内容は知らない事ばかりで、非常に楽しくまた考えさせられながら読めた。手軽に読めるが、紹介される内容は割とあっさり目。巻末の参考文献も日本語訳が出てるものがほぼないのが寂しい。

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    2021年11月04日
  • 0番目の患者 逆説の医学史

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    「病気を感じる人たちがいるから医学があるわけで、医者がいるから人びとが彼らから自分の病気を教えてもらうのではない」(ジョルジュ・カンギレム『正常と病理』)

    タイトルの「0番目の患者」とは、感染症学で、集団において初めて特定の感染症に罹ったと見なされる患者のことを「ゼロ号患者(ペイシェント・ゼロ)」と称することに由来する。
    著者はこれを拡大解釈して使用しており、ある疾患や医学的な事象が広く社会に知れ渡る際に大きな役割を果たした「第0号患者」たちを19章に渡って取り上げている。
    医学の歴史を語る際、得てして何らかの病気を「発見」した医師が大きく取り上げられる(そして時には、疾患に発見者の医師の名

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    2021年07月22日