加藤文孝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
霊感の強い少年と神様を止めたい美女神のドタバタコメディ。
緻密に描かれたドシリアスな画風で、ショウモなさ過ぎる展開を描きそのギャップに真価を見出す怪作。
女神のお父さんの話題から、封印された謎の休憩所を経て、獣の森で神獣に出会う辺りまで。
普通の厚さの単行本に16話収録されているので、一話あたりも凄く短い。
微塵も面白くないネタを緻密に描いている部分こそが面白いわけだが、普通に考えられた確りしたプロットを敢えてポンコツに崩している部分も読み取れるので、作為的であり合えてでこの加減というのは神がかっている。
「神のカマトト」といった感想を持った。
なにが「神対応」なのかは未だに謎 -
Posted by ブクログ
神社巡りが好きなので、表紙に目が留まり購入。
霊感強めな少年が出会った、ドジっ子美少女が実は神様で、神をやめるために人間と結婚したい・・・という流れのコメディ。
ギャグマンガを、シリアス調のキャラと描写でギャップを生むスタイルか。
正直、内容は微塵も面白くない。
この面白くないコメディを、美麗に描かれた背景を背負った美少女が、普通に演じている様がちょうどいい。
一冊に16話収録されているように、一話一話が物凄く短い。
かといって掌編小説のように明確な落ちがあるわけでもなく、小説で言うならケータイ小説なんかに近いイメージか。
神社好きの視点で観ると、おやっと思う部分もな