山田せいこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
杉原千畝については、「第二次世界大戦中に多くのユダヤ人へビザを発行した偉い人」という程度の認識しかなかった。しかし実際に彼の人生や行動を知ると、単に勇気ある人物というだけではなく、国や立場に縛られず、人間の尊厳や命を何より大切にして行動した人だったのだと感じた。
特に印象的だったのは、彼が最初から迷いのない英雄として描かれているわけではない点である。時代や状況の変化の中で葛藤し、苦悩しながらも、自分が正しいと思う選択をした姿に強く心を動かされた。結果だけを見ると偉業だが、その裏には普通の人と同じような不安や迷いがあり、そこに親近感を覚えた。
また、独断でビザを発行したことで戦後は職を失い、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学館版のほうがイマイチだったのでこちらのポプラ社版も読んでみた。(というか息子に読ませてみた。)
前回の小学生版で予備知識が付いているせいかすんなりと入っていけたようだった。
そういう意味で、1冊でカバーできない内容も、様々な本や版を読むことで別の角度の気づきがあるのでそれはそれで良かったのかもしれない。
小学生版と比べて、という話になってしまうが、絵のタッチも子どもっぽすぎず、虐げられたユダヤ人の描写などもこちらのほうが危機迫る雰囲気が出ており好印象。(とはいえ、やはり子ども向けにはマイルドになってますが。)
千畝に焦点を当てつつ、当時のヨーロッパの様子や戦況なども分かり、歴史の勉強に