神木隆之介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
もっと震災をクローズアップした内容なのかと思っていましたが、読んでみるとそんなに深刻な感じではなく、宮城県の伝統文化や産業、美味しいものや楽しい場所がたくさん取り上げられていて、読んだ後は宮城に行ってみたくなる1冊でした。
佐藤健さんと神木隆之介さんのファンなので読んでみたのですが、地元のために様々な形で活動する方たちの熱のこもったお話は読み応えがあり、今まで全く知らなかった色んな分野について知ることができたので、お二人をきっかけに読んでみて良かったです。
ファン目線のポイントとしては、くりでんミュージアムで大好きな電車に触れてテンションが上がっている神木くんがかわいい笑
あと、宮城に行っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ描写が繊細でとても美しかったです。特に情景描写。
それぞれの秘密がある夕作と槙野が関わっていくにつれて、夕作が豊かに優しく暖かくなっていき、最後に槙野が夕作に弱みと秘密を打ち明けて結ばれて良かったです。感動しました。
私も、自分のコンプレックスが嫌いで自信が持てず、人になかなか心を開くことができなかったのですが、とてもあったかい気持ちになり勇気が湧いてきました。
「どんなに辛いことや認めたくないことも、たった一人でも一緒に抱えてくれる人と出会えたら、もうそれでいいやって思えちゃうんだよね」この言葉がとても好きです。人が見たら引いてしまうような体の傷、わたしのコンプレックスを理解しようとし -
Posted by ブクログ
お互い秘密を抱えながら、人には言えない「傷」を持っている二人が出会ったのを機に、段々と打ち解けていき、周囲のクラスメートと交えながら、高校生活を送っていく物語です。
主人公は夕作まこと。顔に痣があることで虐められていたが、新たな生活とともに化粧で隠すことで周囲からはバレずに送っていた。ある日、新聞配達のバイト中、クラスメイトの槙野がタバコを吸っている姿を目撃。なぜ、グレていないのに吸っていたのか?そこには、ある秘密が。
最初、夕作(ゆさ)は名前かと思ったのですが、苗字でした。祖母が言う「まこと」って誰?と混乱したのですが、夕作まことということで納得でした。
槙野の秘密は、最後の方で明らか -
Posted by ブクログ
繊細な空気が漂うタイトルとカバー写真(神木隆之介の撮り下ろしだそう)。うーん、やり過ぎな気がします。
作品は、秘密を抱える主人公夕作の感じる恐れや怯え、秘密を共有する槙野への連帯感、そして人間的な成長など、どの表現も素晴らしいのだが、それとは別に、さりげない学生生活のなか、秘密の共有の輪から外れた仲間たちの感じる疎外感や葛藤が繊細な筆致で描きだされてて、良作に仕上がってます。
ただ、男友達はひたすら優しく、女友達はみな聡い。悪人の登場しない世界は少し物足りなくもあるのは事実。そして、1人だけ闇に取り込まれてしまったような槙野の今後が具体的にはなんにも提示されていないのも不満。ま、槙野は大丈