発達障害を抱えるピアニスト、紀平鎧成の母親がつづっ、彼がピアニストとしてデビューするまでの道のりを語ったエッセイ集。
先日彼のステージを観る機会に恵まれたが、本書にかかれた、あるいは本には書けないような両親、および凱成君のさまざまな努力、および苦労を乗り越え、あのステージをこなしていたのかと思うと、今更ながら貴重なものを見せていただいた、という思いを持った。
本年(2021年)秋には、ツアーをやるとの情報もあるので、その際はまたステージを観に行きたい。
今後の彼の健康と益々の活躍を祈るばかりである。