えびらのレビュー一覧

  • 犬と魔法のファンタジー

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    全1巻完結。
    ライトノベルには珍しい大学生を主人公にした作品。魔法が発展している世界が、なぜか現代世相と生き写し。現代でのカタカナ言葉が絶妙な漢字に変換されているのがおかしい。
    就職活動の殺伐さ、登山の緊迫感が他のライトノベルと違う。大人のラノベ。

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    2020年06月28日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    就職活動に直面して人生に悩む大学生が登山などを通してじこじつげんする話
    題材は面白いがいろいろ盛り込みすぎで
    キャラクタたちや設定が充分に整理されておらず中途半端なできばえ
    ちゃんと推敲してかけば良いものが書ける力があるのにまことにもったいない

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    2018年10月20日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    ネタバレ

    『就活』という切り口から、人生の岐路に立たされた時に何を選びとるかを描いた作品だと理解しました。

    ネット文化に馴染みが深い人にとっては、そこかしこに散りばめられたネタの数々に思わず頬が緩むこと請け合いの本作品。ガガガ文庫の読者層にはマッチするのではないでしょうか。

    ファンタジーの世界観でありながら、これでもかと現実を突きつけてくる描写の数々に成り立つ独特の世界観が非常に面白かったです。新感覚。ファンタジーはあまり得意じゃない私でもサクサク読める。すごい。


    私自身、就活中にはよく主人公のチタンの思考に親しいことを考えたもので、有り体に言ってしまえば感情移入ができたのも大きかったですね。

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    2015年07月18日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    主人公は、今日も今日とて就職活動に精をだす。

    日本とファンタジーが混合したような生活の中
    必死に就職活動をするけれど…な状態。
    その横では、サークルに入り浸るお姫様女が
    僕といたり、新しいエルフが入ってきて駄目になったり。

    就職活動という、もっとも心折れる現実と
    あてはないけれど心躍る冒険者。
    平穏に、確実に、と思う現代人にとって
    冒険者は確かに難問です。
    というよりも、不安定すぎるわ、体力がいるわ。
    読んでいて、かなり心折れそうな内容でした。
    切実すぎて、辛すぎて。
    社会の縮小図を見ている感じでしたし。
    女の子とか、男の方とか、主催者の言動とか。

    今まさに就職活動を! という人は
    読ま

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    2018年01月30日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    就職活動なんてもう二度としたくない、と存分に思える本でした。

    ちょいちょい面白いところあるんだけど、↑が全てを覆い隠すよね。

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    2016年12月11日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    ネタバレ

     我を過ぐれば憂ひの都あり、
     我を過ぐれば永遠の苦患あり、
     我を過ぐれば滅亡の民あり
     義は尊きわが造り主を動かし、
     聖なる威力、比類なき智慧、
     第一の愛、我を造れり
     永遠の物のほか物として我よりさきに
     造られしはなし、しかしてわれ永遠に立つ、
     汝等こゝに入るもの一切の望みを棄てよ
     地獄が現実のパロディならば、この世は地獄そのものだ。
     田中ロミオの送る現実的ファンタジー。
     ライトノベルで作品を世に出すようになってから社会風刺に偏り過ぎている気がする。『人類は衰退しました』は風刺色が強くも面白かったが、この小説はストーリーそのものがあまり面白くなかった。『CROSS†CHAN

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    2015年11月22日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    あっつらいつらいつらい就活は嫌もう嫌だあああああ
    という半端ねえ就活の苦しさを呼び起こす作品である。ファンタジーとは何なのか。
    この世に就活という煉獄さえなければイディアみたいな意識高ーい系人種のことだって少しは嫌いにならずに済んだかもしれない。いやそれはないか。負い目のない奴なんて……。
    ちなみにヒロインはオタサーの姫。実に見事にオタサーの姫だけど読んでく内に好きになっちゃうから困る。
    あと犬がいい。犬が。
    あとがきにもある「直球の色物」という表現が正にその通りというしかない、痛いところを打ち抜いていくとんだ色物ファンタジーであった。

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    2015年07月21日