坂本貴志のレビュー一覧
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多くの方の評価通り、良書でした!本書は「定年後」のことだけと思わず、ぜひ多くの人に読んでもらいたい。働き方や主に中高年が定年へむけてどのようにキャリアへの考え方を転換していったらいいかなど、「働くこと」について、たくさん考察できると思う。
私の定年退職はまだ先だけれど、早期退職も視野に入ってきて、...続きを読むPosted by ブクログ -
坂本 貴志
1985年生まれ。リクルートワークス研究所研究員・アナリスト。一橋大学国際公共政策大学院公共経済専攻修了。厚生労働省にて社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府で官庁エコノミストとして「経済財政白書」の執筆などを担当。その後三菱総合研究所エコノミストを経て、現職。著書に『統計で...続きを読むPosted by ブクログ -
いやぁ、いい本でした。良書。
・70歳男性就業率は45.7%、働くことは「当たり前」
“人生100年時代”
“生涯現役時代”
“労働供給制約時代”
“少子高齢化”
このキーワードに対する、一つの回答だと思った。
本書の内容を、簡潔にまとめると、以下。
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定年後も働かな...続きを読むPosted by ブクログ -
定年前後も同じ会社に残り続けるか、独立や起業をするか、と言う一種の啓蒙的な或いは背中を押す為の書ではなく、エコノミストらしく客観的に現在の我が国の置かれた状況をもとに定年後も「小さな仕事」を続ける意義が説明されている。ベストセラーであることに納得がいく良書。自身に照らして見ると衝撃的に思えることも多...続きを読むPosted by ブクログ
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我々30代は恐らく70を過ぎても働いているのだろうという、うっすらとした未来予想をデータで肯定してくれる。定年になったら楽になるなんて嘘だったんだ。「定年後に働くことは所与。そうした状況でどのように働くかを考える。こうした姿が多くの日本人が直面する現実になるだろう。」という趣旨の一節が印象的。
一...続きを読むPosted by ブクログ -
会社員でいる限り、それまでに築いてきたキャリアをどのように降りていくのか?という転機が50歳以降に必ず訪れ、定年後にどのような仕事をしていくのか?そんな事を現実問題として考えさせられる良書でした。
私自身は40歳前半で、まだ現役世代の真っ只中ですが、定年が近づくに連れて減少するであろう生活費を得るた...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル通り、定年後の実態を、国勢調査をはじめ様々な調査結果から分析した本です。定年後だけではなく、50、60代のデータも取り上げてていて興味深い内容になっています。
特に気になるのは、定年後の貯蓄額や雇用状況かと思います。貯蓄額については、通常はその平均値と自身の貯蓄額を比較することが多いかと思い...続きを読むPosted by ブクログ -
豊富な統計データだけでなく、それを極めて冷静、端的に分析されていて、とても説得力のある内容でした。長ーくのんびりと働き続けられるよう、少しでも楽しみながら働けるようにしたいです。Posted by ブクログ
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タイトルに惹かれて手にとった本
『ほんとうの定年後』
現役世代の殆どが、定年後の暮らしに不安を感じているのが、今の日本の実態だろう。
先日某番組で、とある教授が「人間は他の動物と違って、神様の想定外に長生きしてるけど、生体機能はまたまだ進歩の過程だから・・・」というなかなか興味深い話をされていた...続きを読むPosted by ブクログ -
久々にいい書籍だった。
分析、対応策とも納得できました。
中小企業経営者の意識を変えていくのは難しいけど、やって行かなければいけない問題だと思います。Posted by ブクログ -
定年前後を中心に
リアルな働き方を分析・提案している内容
現役時代は昇進などでストレスの高い仕事をしているが
定年過ぎて 著者の言う「ちいさな仕事」に従事している人は比較的 人生の満足度が高い
定年後の豊かな仕事として 比較的共通している事項
・健康的な生活リズムに資する仕事
・無理のない仕事
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数年前に老後資金は2,000万円などが話題になり、「老後資金がたりません」などの映画が作られ、定年後の老後を心配する声が絶えない。バブル崩壊以降の経済の停滞による可処分所得の経年的な減少、年金支給額の減額に物価高騰による生活費の高騰が追い打ちをかけ、退職支給年齢に引き下げと定年延長による労働観の変...続きを読むPosted by ブクログ
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参考になった。
定年後働くのは不幸なことではなさそうだ。収入はあった方がいいし、健康にもよい。
消費者より働く人優先の社会がこれからは必要との考えに目から鱗。Posted by ブクログ -
最近年を取って、欲しいものがなくなってきたなぁと感じていた。この本を読んで、定年後の仕事についても、収入についてもなるほどと思うことばかりだった。私も、下の子どもが大学を卒業するまであと3年。もしも大学院に進学すればあと5年。
そこまで働いたら、今の仕事をやめて世の中のために小さな仕事をしていくのが...続きを読むPosted by ブクログ -
前半のデータ編は目新しい内容はなく読み飛ばしましたが、後半は定年後の仕事に関してとても納得感のある指摘がされていました。Posted by ブクログ
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定年になったら必要なコストも減るので、身の丈に合った収入で十分。
月10万円の「小さな仕事」を探して、地域や社会に貢献して、満足度の高いシニアライフを目指しましょう。という、スタイルの一冊。
少し気が楽になった。でも持ち家じゃない人は、厳しそう…
よくある定年後対策本では、独立起業を勧めていた...続きを読むPosted by ブクログ -
事態としては遠い次元の話に思えるが
仕事との向き合い方が老若問わずに屹立する課題である現今において、幸福なライフサイクルの形成にはどういう形がありうるのかの一つの啓示になっているのではないか。Posted by ブクログ -
この本を読んで、以下の理由から現代社会においては60~70歳が黄金時代だと思った。
・お金がある程度自由になる。
・子供が独立して手がかからなくなる。
・役職から外れるので、仕事上の大きな責任から解放されストレスが軽減される。
・自分の人生経験を直接的または間接的に活かせる。
・健康に留意していれば...続きを読むPosted by ブクログ -
少子高齢化のため、老後に不安を抱く人は多い。
しかし著書では、老後は月々必要なお金が減るため経済負担は多くないこと、現役世代よりむしろ活き活きと暮らす人が多いことをデータや当事者者面談を通じた研究結果より指摘している。
幸せに暮らすには、健康、お金、繋がり、これらを保つことが大切と思います。老後に...続きを読むPosted by ブクログ -
年功序列、終身雇用という日本型雇用が限界を迎え、国民年金65歳支給と、それに合わせるように定年延長が一般に行われるようなご時世だ。自分など早くリタイヤしたいのに、経済的事情がそれを許してくれなさそう。そんな折に書店で見かけた本書。すると50代の就労者は、仕事に意義を感じなくなる世代だとか。辛いな~。...続きを読むPosted by ブクログ