千田理緒のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ*
舞台は介護施設、メイ(明治瑞希)が
介護士として働くあずき荘で一人の利用者
が亡くなった。
事故ではなく殺人の可能性があると判断され、
あずき荘で警察による事情聴取が始まる。
犯人は、職員か利用者か誰もが怪しくなる。
施設利用者の高齢者も事情聴取の対象のため、
認知症の程度から、証言として微妙な点もあるが、
走り去る男性(⁉︎)を見たと目撃証言があがる。
ただし、証言からは容疑者が着ていた服が
緑、赤、白、黒、青とそれぞれ違っていた。
メイは同僚のハル(荒沼東子/ハルコ)に頼まれて
二人で犯人探しをする羽目になる。
メイ探偵とハルの介護士女子二人コンビは
あずき荘の利用者や、被 -
Posted by ブクログ
ネタバレテンポの良いミステリー作品だった。
カギは"名前"にあるな、というのはなんとなく分かるし、主人公の"勘違い"も早い段階で分かる。
素人探偵の捜査にはかなり無理があるなぁとか、いくらなんでも捜査情報漏れすぎでしょとか、色々ツッコミどころも多く、奇抜なトリックやあっと驚く結末でもなかったが、会話のテンポがよく、最後まで飽きずに読める。最後のオチも決まっていて、なんとなくおもしろかったw
登場人物に好感が持てた事と、大きなトリックが無く、ストレートだったことがある意味新鮮だったのかも?
鮎川哲也賞を取っていて、「本格ミステリ」のくくりになっているところには、ち -
購入済み
軽くてサクサク読める
タイトル通り軽めの作品でサクサク読めます。
ですが私は重くてどっしりした本格ミステリが好きなので、正直物足りなさを感じました。
読んでいて犯人がすぐにわかってしまうし、そのトリックもかなりわかりやすいものです。半分くらいでわかってしまいました。
けれど、謎はとても論理的、穴がなくスッキリとした印象です。ただ、かなり軽いとも思いました。
それ以外にも1つトリックがあるのですが、それを知っても驚きがないというか…へーそうなんだ、いやだって知らんし…みたいなものです。事件と関係なくて、ただの主観の話ですし…。
もう1つのトリックにどれくらい感動出来るかによって、評価が分かれそうですね。