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とても読みやすく、普段本を読む習慣が無くても入り込みやすい作品だと思います。そしてなによりも、読み終わった際の後味の良さが素晴らしいと思います!すごく面白かったです…!
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鮎川哲也賞受賞作。老人介護施設で起こった殺人事件。目撃者は程度は違えど痴呆症を患う利用者。犯人の服の色の証言はそれぞれ違う色で…。ミステリーのお手本と言った印象だけど、奇をてらうでもなく、キャラクターに頼るでもなく、かえって新鮮な感覚でミステリーをおおいに楽しめました。アレもコレもと騙されて、最後の1ページまで気持ちよく驚かされました。キャラクターの動きもとても好み。今後がとても気になる作家さんです。東川篤哉さんの選評も面白かった。
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どういう方向に話を持っていきたいのかは比較的わかりやすかった
結構マイルドな感じの読み味で不幸になる当事者の描写がそんなに多くないから読み疲れしないし1時間あれば読める
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特殊設定のもいいけど
こういうシンプルな謎解き大好き!
5人の目撃者が証言した
犯人の服の色がぜんぶバラバラ。
殺人現場が高齢者施設なので
信憑性に問題ありと警察には思われるけど
ちゃんと論理的に説明がついたわ。
素人探偵は施設で働くメイとハル。
推理合戦の合間に
施設での介護の様子や
訪問介護先での仕事も描かれている。
さらっと読み飛ばしそうになる
これらのシーンが実はちゃんと伏線。
事件が解決したら
メイちゃんの人生にも変化が起きて
ハッピーエンドな結末なのも良かったです。
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とても読みやすく、面白かった!
舞台は介護施設であるが故に、目撃証言がなんとも決定打に欠けるという点、主人公と一緒になって推理しているかのような親近感。
殺人事件が起こっているのに、暗い感じもゾワゾワする気持ち悪さもないのは、恋の要素があるから…?
ミステリ、お仕事、ロマンス、さまざまな要素のどれも邪魔ではなく、最後まで楽しく読み終えることが出来ました。
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読み易さは重要ですね。舞台となるデイサービスは知らないとネガティブな印象を持つ人も少なくないと思いますが、サラッとした語り口で印象を新たにしました。ミステリ、サスペンス、ロマンス、どんでん返し、といった要素がコンパクトにまとまっており、一気に読み。何とも気持ちの良い一冊でした。
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9割自分で解けて超快感!メモりながら読んだ甲斐があった。でも登場人物が多いだけでそんなにむずかしくはない、ちょうどいいくらい。
魅力としてはミステリーだけど物理トリックというよりは人の個性にトリックが隠されているところ。
ってかハルが一番名探偵じゃない?
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祖母に貰って読みました。1日で読んでしまうとは。どんでん返しで面白いよ。と言われていたので、見抜いてやろうと思いましたが、完璧には見抜けませんでした。
非常に読みやすく、目撃証言が五色の色で異なるというのは、やはり面白かったです。特に、最後のシーンは思わず、ニヤついてしまいました。
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介護施設あずき荘で利用者が殺された殺人事件。
そこで働くメイとハルが犯人を見つけようと動く。
犯人らしき人物の目撃者が言う着ていた物の色が五色出てくる。赤、白、黒、緑、青。
この色のカギを解くと、そういう事が有るんだぁ~と納得。
日常でも、思い違いでお互いの思っていた事が違う事って有ります。おばさん達の間ではしょっ中有ります。(笑)
面白い作品でした。
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高齢者介護施設「あずき荘」で利用者が部屋で倒れ、搬送されたが死亡が確認された。よくある出来事と思われたが撲殺の疑いが強く警察の捜査が。逃走する犯人と思われる人物の目撃者は5人もいるが服の色についての証言がバラバラ。凶器もなかなか見つからず捜査の進み具合はいまいち。介護職員のメイは容疑の濃い利用者家族の疑いを晴らしたい同僚のハルからの誘いで素人探偵捜査を開始する。警察が情報漏らし過ぎとは思うけど舞台の特色がちゃんと生かされたトリックは手堅く、最後の捻りもいい感じ。ただ物足りなく感じるのはメイ視点で軽く読んでしまうせいか。重くなりそうな状況も軽く読めるので一概に悪い訳じゃないけど。
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何故かお年寄り関係のミステリを続けて読んでた
謎も、メインキャラたちのやり取りも、
マイルド、というか、かなりライトな内容だった
殺人事件、というには朗らかというか、
キモの名前、の勘違い、なども
かなり最初から気づいちゃって
犯人も分かっちゃってたので分かりやすすぎたかな
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老人ホームで起こった殺人事件
なぜ老人5人は犯人の服の色をバラバラに答えたのか?
訪問の現場でのお話だったり
色んな場面に小さく伏線が散りばめられていたり
トリックもあまり難しくないのですごく読みやすい作品でした。
目撃者が老人なのでバラバラな表現なのは面白い。
確かに。と思ったし、見ているものと言葉、表現は
全員が全員共通するとは限らない…。
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色んな人の勘違いが一人歩きして、ややこしくなった事件でした。
名前の呼び方や、色の捉え方なんて
そういえば、みんな人それぞれ。
自分の正解がみんなの正解だと思っている事もたくさんあるから
わざわざ答え合わせをすることもないし。
そんな、自分の当たり前を貫いた末のミステリでした。
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老人ホームで起こった殺人事件
介護士の女性が職場の同僚と真相を調べる
シンプルでありそうな設定だし
犯人の予測はなんとなく分かるなぁと思っていたが、みごと予想は外れました
後半いっきにおもしろくなって、最後のセリフには笑ってしまった
Posted by ブクログ
派手な舞台設定や奇想天外なトリックはないが、シンプルかつストレートなミステリ。
目撃証言が異なる理由も、最後のオチも読めてたけど、テンポ良く話が進み、退屈せずに読めた。読後感も爽やかで良い。
Posted by ブクログ
非常に読みやすい作品でした。ヒントというか、描写が細かく、推理は容易でしたので、推理して読みたい方には物足りないかも知れません。読後も良かったです。
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読んでいてちょっと先が読めてしまい
結末も、だよね〜って感じが
否めません。が、色をテーマにした謎解きは
面白かったですし
わたしも介護職についているので
あるあるネタがあったりして
楽しめました。
Posted by ブクログ
*
舞台は介護施設、メイ(明治瑞希)が
介護士として働くあずき荘で一人の利用者
が亡くなった。
事故ではなく殺人の可能性があると判断され、
あずき荘で警察による事情聴取が始まる。
犯人は、職員か利用者か誰もが怪しくなる。
施設利用者の高齢者も事情聴取の対象のため、
認知症の程度から、証言として微妙な点もあるが、
走り去る男性(⁉︎)を見たと目撃証言があがる。
ただし、証言からは容疑者が着ていた服が
緑、赤、白、黒、青とそれぞれ違っていた。
メイは同僚のハル(荒沼東子/ハルコ)に頼まれて
二人で犯人探しをする羽目になる。
メイ探偵とハルの介護士女子二人コンビは
あずき荘の利用者や、被害者家族に話を聞き
色、アリバイ、凶器の謎を一つひとつ
解き明かそうとするが、警察でない二人に
捜査のノウハウなどなく……。
メイと一緒に謎解きをしながら、まんまと足元を
絡み取られてしまいました。
ヒントは色、証言者の年齢的特徴、呼び名。
Posted by ブクログ
テンポの良いミステリー作品だった。
カギは"名前"にあるな、というのはなんとなく分かるし、主人公の"勘違い"も早い段階で分かる。
素人探偵の捜査にはかなり無理があるなぁとか、いくらなんでも捜査情報漏れすぎでしょとか、色々ツッコミどころも多く、奇抜なトリックやあっと驚く結末でもなかったが、会話のテンポがよく、最後まで飽きずに読める。最後のオチも決まっていて、なんとなくおもしろかったw
登場人物に好感が持てた事と、大きなトリックが無く、ストレートだったことがある意味新鮮だったのかも?
鮎川哲也賞を取っていて、「本格ミステリ」のくくりになっているところには、ちょっとどうなんだろう…という気もするが…でも"本格とはなんぞや?"と聞かれると困るし…これでいいのかもw
次回作にも期待したい。
Posted by ブクログ
老人ホームで起きた殺人事件、犯人は目撃されているものの、なぜか着ていた服が赤、緑、白、黒、青と目撃者によって違っていた。
現場となった老人ホームで働くメイは、同僚のハルと共に謎を解くこととなる。
これがデビュー作とは末恐ろしい……!
どうして目撃証言が違うのか、消えた凶器の謎、そういった謎の解決が鮮やかで、出てくる登場人物の素朴で魅力的なところも好みだったなー。
軽くてサクサク読める
タイトル通り軽めの作品でサクサク読めます。
ですが私は重くてどっしりした本格ミステリが好きなので、正直物足りなさを感じました。
読んでいて犯人がすぐにわかってしまうし、そのトリックもかなりわかりやすいものです。半分くらいでわかってしまいました。
けれど、謎はとても論理的、穴がなくスッキリとした印象です。ただ、かなり軽いとも思いました。
それ以外にも1つトリックがあるのですが、それを知っても驚きがないというか…へーそうなんだ、いやだって知らんし…みたいなものです。事件と関係なくて、ただの主観の話ですし…。
もう1つのトリックにどれくらい感動出来るかによって、評価が分かれそうですね。
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第30回鮎川賞受賞作。
高齢者介護施設で利用者が撲殺された。逃走する犯人らしき人物を目撃した5人が証言した犯人の服の色は「赤」「緑」「白」「黒」「青」と全員バラバラ。なぜ証言が食い違うのか、そして現場から消えた凶器とは‥
冒頭の謎でワクワクするし、介護施設での日常を明るく描いているのは好感が持てる。最後のどんでん返しはちょっとありそうもないことだとは思うが、爽やかな終わり方がよかった。
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04月-19。3.5点。
介護施設で働く主人公、ある老人が殺害される。逃亡する犯人を目撃した老人5人、犯人の着ていたシャツの色を違う色と証言。
面白かった。色のトリックと、その他トリックがうまく描かれて「複雑さ」を回避していた。次作も期待。
Posted by ブクログ
第30回鮎川哲也賞受賞作。別の本の後ろで紹介されてて借りたんだと思う。小規模多機能型居宅介護施設で起きた殺人事件、職員さんが探偵的に動く、というのは時事的で面白かった。でも主人公が人違いしてるんだろうというのはすぐ分かる。さすがに婚約者のいる身でこんなにアプローチしてこないだろう。まぁ介護職の人が忙しすぎるから家族状況も把握できていない、というのも伏線としてあるんだろうけど。しかし、今どきの施設で職員、利用者をさん付けせず、あだ名で呼ぶというのはありえないと思う。個人的にはあだ名の方が親しみがあっていいと思うけど。でも明治さんだからメイちゃんっていくら何でもないでしょ。ミズキちゃんにするでしょ。こういう賞の受賞作は最後に選評がついてるのがいいよね。今回は加納朋子さん、辻真先さん、東川篤哉さん。他の候補作も面白そうだった。あんま本格ミステリな感じはなく、小粒な感じだった。切れ味鋭いロジック、ではないでしょ。
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介護施設で起こった殺人事件。でも犯人の服の目撃証言がなぜ5通りなのか?
作者さんが介護職に従事してたからこその記述や謎は面白い。あと結構最初の方で人違いに気づいたので、もうちょっとちゃんと自己紹介しあってー!と、何度思ったことか…。何でこんな名前?と思ってしまうような人って伏線考えちゃうよね。
でもサラッと読めていい感じで終わって面白かったです。
Posted by ブクログ
第30回鮎川哲也賞受賞作。
3分の1程までは「読むのやめようかな」という心境になりましたが、読み進めるうちに引き込まれていきました。(前半の私よ反省したまえ!)
ユーモアも備えていて“ミステリをさらっと読みたいな”に最適な一冊だと思います。
巻末の選評も興味深かったです。