好きなことを一生懸命やる、好きなことを見つけてやり続ける、そういう人は強い。
服と服に関わる人すべてが不幸せであるような現場に対し、みなが幸せであるように考え、行動できているところも素晴らしい。考えることと行動。
序盤で作った服が評価されて買ってもらえた。しかし黒字倒産を地で行くように資金繰りに窮
...続きを読むしていたところ、救いの手が差し伸べられた辺りは、読んでいてグッと来る。
そんな経験からか、著者は持続可能な仕組みを目指している。
「お客様第一」ではなく、「foufouが目指すのは「ユーザーに向けてヘルシーに作られたすこやかな服を届ける持続可能な仕組み」を作ること」と。
当たり前かもしれないけれど、大切なことがいくつも書かれている。
「数字目標は目的になってはいけない、誰がどう喜ぶかまで設計する」「ファッションの楽しさ」など。
日々の積み重ねしか確かなものはないと、あらためて思う。