播田安弘のレビュー一覧

  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    蒙古襲来、秀吉の中国大返し、戦艦大和の3つのトピックについて、その実現可能性や代替策を考察する一冊。
    著者は三井造船の設計技術者だった方ということで、特にロジスティクスの観点で冷静な分析をされている。
    蒙古襲来については、冬の荒れる玄界灘、上陸に時間がかかり戦力逐次投入となった可能性にスポットが当た...続きを読む
  • 日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く
    船の専門家である著者が、日本史の謎に挑む、第二弾。

    この本で問われているのは、以下の三つ。
    1 邪馬台国はどこにあったか
    2 秀吉は亀甲船に敗れたか
    3 なぜ日露戦争の日本海海戦で完勝できたか

    1は、糸魚川の翡翠とフォッサマグナの話に始まる。
    その後日蝕のデータ検証、当時の造船技術や中国からの使...続きを読む
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    過去のイベントについて技術的な観点からの考察・主張が分かりやすくまとめられている。歴史の専門家でない、と著者はいうが、色々な視点での考察を重ねることは有意義な作業だと感じた。

    他にもやっていただきたい考察あるな、と思っていたら、本書の第二弾もあるとのこと。世の中にも好評だったのでしょう。
  • 日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く
    数十年前に歴史専攻の会社の先輩が歴史は文学でなく科学だ、と言っていたが、まさに理系技術者が書いた歴史分析本として世に放たれた本。リアリティのある歴史本として傑作だ。
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    数十年前に歴史専攻の会社の先輩が歴史は文学でなく科学だ、と言っていたが、まさに理系技術者が書いた歴史分析本として世に放たれた本。リアリティのある歴史本として傑作だ。
  • 日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く
    船の専門家が日本史の謎に挑む、シリーズ第二弾。
    今回は、邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦!

    第1作では、なぜ船の専門家が?と思ったが、日本は周りを海で囲まれ、移動には船の力が欠かせない。
    だから、古文書などの資料の他に、その道の専門家の視点で歴史を探る試みは非常に新鮮だ。
    歴史学者、また、読者...続きを読む
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    蒙古襲来は日本の武士団もよく戦った、そもそも元と高麗の大軍が天候と海流の隘路を押して攻めてくるというのは並大抵の事ではなかった。兵員の疲労と上陸地や天候の問題があり時間をかけられなかったという事がすべて。
    秀吉の中国大返しは信長継承への強い意志による、決戦のための情報入手・事前準備・周辺調略・海路利...続きを読む
  • 日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く
    前作に引き続き、船の専門家が歴史の謎に迫る本。今回は邪馬台国がどこにあったのか、秀吉と亀甲船、日本海海戦。
    日本海の翡翠と鉄の交易、卑弥呼が没した時の日食による分析、桃太郎伝説と百済の王子・温羅、対馬海流から但馬経由で近畿説。亀甲船のリアルな図面からCGで復元。東郷ターンからの丁字戦法は航跡を見ると...続きを読む
  • 日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く
    今作も興味深く読めた。知らない歴史的事実(世界一の鉄砲保有など)も多い。

    著者が言う、基礎研究だけでない、独特な「ものづくり」文化が日本の強み、という結びのことは重い。
  • 日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く
    日本史をサイエンス、特に船の視点から分析した一冊。

    前回に引き続き、今までにない視点で面白かった。
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    通説に疑問を呈する著者によるシミュレーションがなかなか面白い。文献中心の研究による世の通説に関して、サイエンスの視点による精査が必要であることを痛感する。歴史学も文理を超えた学際的な研究に進まなければならないのではないか?
  • 日本史サイエンス〈弐〉 邪馬台国、秀吉の朝鮮出兵、日本海海戦の謎を解く
    歴史上の定説だったり、見解が分かれているものを、科学で読み解いていく『日本史サイエンス』の第2弾。歴史の専門家とは異なるアプローチによる解釈は新鮮だ。

    著者は船の専門家だけに、船が関係している歴史の検証は特に精緻かつ深い。

    ただし、サイエンスだけではないのも本シリーズの魅力。

    「戦国時代の日本...続きを読む
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    造船技術者としての立場から見た日本史上の大事件の検証もの。技術者としての立脚点から語られている範囲ではなかなか面白いのだが、それ以上の考察になると「〜と思う」で語る部分が増えてしまっていたのが残念。
    蒙古襲来については、船の設計建造についての考察が技術者らしく興味深いのはもちろんだが、「上陸」につい...続きを読む
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    日本史について数学的視点で分析した一冊。

    リアル空想科学読本ともいうべき本で、その分析の信ぴょう性はともかく、とても興味深かった。
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    元寇
    秀吉の中国大返し
    戦艦大和

    いずれの戦いや行動の可否、戦力などを数学や科学で検証。
    元寇については神風が吹いて元寇は失敗し、集団戦法で戦う元に対して、ひとりで立ち向かう日本の武士というステレオタイプの考えがありました。
    実際は台風はなかったし、日本の武士の騎馬隊の活躍、敵方の戦意の低さや、地...続きを読む
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    タイトルに魅かれて読んでみました。歴史は「素人」だとおっしゃる、船の設計者の方が書かれた本でした。
    なるほど、タイトルが「日本史」+「サイエンス」なのはそういうことなのですね。

    蒙古襲来の謎を、船の設計者の視点で検証するところからこの本が企画されたそうです。
    面白い見方ですよね。

    まるでイノベー...続きを読む
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    造船エンジニアが計算で読み解く日本史。
    詰めの甘いところや推測で補っている部分はあるものの、特に中国大返しの現実的な考察は面白い。
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    日本史の謎を船の科学で仮説、検証し、読み解く意欲作。教科書、小説で語られる、あの歴史がリアリティを持って、ベールを脱ぐ。続編もあれば、読みたい。
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    造船技術者の目から、日本史上の伝説?を検証してみた本。

    蒙古襲来についてはとても納得できる。

    秀吉の大返しは、手段としての海路はそうかなと思うが、信長の悲報から即座に行動できた背景については本書の対象外とされてしまった。

    戦艦大和(や当時の軍艦一般)の構造的欠陥について専門的視点からの指摘はさ...続きを読む
  • 日本史サイエンス 蒙古襲来、秀吉の大返し、戦艦大和の謎に迫る
    リアリティのある具体的な検証が非常に興味深いです。特に、戦艦大和は単なる無用の長物ではなく、戦後の復興や日本人の誇りとして役立った話は嬉しくなりました。