小田勝のレビュー一覧

  • 古代日本語文法

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    古代日本語文法
    著:小田 勝
    紙版
    ちくま学芸文庫 オ-32-1

    古文の解析ではなく、古代日本語文法と題しているのは、英文法のような印象を受けるからである
    解説と用例がセットになっていて、整然と分類がなされている

    本書の中に恐るべきことが書いてあります。それは、「古代語文法には、まだわかっていないことが数多くある」ということです。いわゆる、意味が分からない内容があるということです。

    それと、難易度が高いのは、時代を追って、発音や、文法が変化していくことである。

    また、古代日本語文法の難しさは、その語が短いことです

    ず、む、けり、ぬ、つ、べし、らむ、ど 等

    出典は、万葉集、源氏物語な

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    2025年02月12日
  • 古代日本語文法

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    テンス・アスペクトなど、現代日本語文法の考え方も取り入れて古典文法が説明されている。
    専門家でなくてもなんとか理解できる程度の内容ではあるが、初学者には少ししんどいかもしれない。
    一部、用語などを別途調べる必要があった。

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    2025年07月22日
  • 古代日本語文法

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    学校文法とは一線を画した、日本語学による古典文法の記述。文法記述に必要な諸概念が網羅的に整理されており、個人的に取り組んでいる方言の文法記述の参考にもなる。ただし、古典作品から引用されている例文に現代語訳が付されていないのが難点。

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    2024年02月24日