佐俣アンリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の独立系VCの先駆者である佐俣さんの本。
VCらしく、起業を進めつつも、その壮絶な体験談から起業の全てを手放しで肯定するわけではない、とても好感の持てる本。
世界的に日本のベンチャーやVCは小ぶりであるという情報通り、世界的なVCと比較すると目も当てられないほど日本の市場は小さい。
こうした状況を打破するためにも、スモールビジネスで自分だけが儲かる小銭を稼ぐ世界から、その規模を100倍、1000倍で仕掛けられる世界を目指すべき。そしてその際はVCなどの力を頼るべき。
そうして事業を成長させた過程こそが、経営者としての実力を高める。それ以外は経営者としての力には何もならない。
厳し -
Posted by ブクログ
起業家、佐俣アンリさんの勝ち方を感じられる本。
ANRIというファンドの哲学を知れる。
以下、気になったフレーズを引用
勘違いしてはいけない。「頑張る」のと「成長する」のはまったく別のことだ。起業家の大義は事業を成長させることだ。なにせ、投資を受けた以上、他人のお金を使って事業をやっているんだ。頑張っても事業が成長しないのであれば、その頑張りは無意味である。
→投資を受けてサービスを作っている身として、かなり背筋が伸ばされる言葉。起業家としては、成長する事業に張って、リターンを絶対に返そうと思わされた。
ハワイに豪邸を構え、アーリーリタイヤしている人間、事業や投資で一度大成功をおさめ、そ -
Posted by ブクログ
起業家という存在はわかりやすいけど、ベンチャーキャピタリスト(投資家)という人々は得体の知れない(胡散臭い)存在だった。
でもこの本で語られているように、起業家(車)を動かすエネルギー(ガソリン)のような存在であり、その人達が人類の年表をも動かす可能性があるということを知り、めちゃめちゃ夢のある(エモい)仕事なのだと知った。
この本のおかげで起業家や投資家の人々を身近に感じる気がするし、ベンチャーニュースを興味を持つことができそう。
アンリさんの熱によって自分の中の「何かやってみたい」という熱も上がってきた。起業や投資について興味を持つための1冊としてとても良い本だと思った。 -
Posted by ブクログ
独立系ベンチャーキャピタリストの佐俣アンリさんの著書。
ちょうど独立系VCという業界に興味を持ち始めていた頃であり、友人が紹介してくれたので手に取ってみた。掴みの時点でかなり主観的な内容だという事は理解し、その上で読み進めた。
〈○〉
・独立系VCのことが知れる
・起業家のことが知れる
・成功者の1人としての在り方を知れる
〈△〉
・かなり主観的→鵜呑みにはできない
・独立系VCのシード投資に限定された内容
・あっつい、あつすぎる
day1-day3
VCに興味を持って読み始めたが、同様に起業家に大きな魅力を感じた。正しい場所にいることが正しい結果と成長をもたらす、というところはとくに共感