ヨゼフ・ラダがふたりの娘たちに毎晩せがまれて話した物語だそうだ。
人間の言葉を覚えた黒ねこミケシュと山羊のボベシュ、ブタのパシーク、そしてミケシュに言葉を教えたぺピークとのやり取りがなんとも良い。
ユーモアたっぷりでいたずら満載、その上、礼儀と誠実と優しさを持つミケシュと仲間たち。
チェコののどかな田舎でおこる楽しくて優しさに溢れた物語。
ラダが娘たちにお話を語ったように、ミケシュたちもおはなしの中で、お互い物語を語る。
物語が生活に溶け込んでいるのが分かる。
ヨゼフ・ラダの絵と物語と2倍楽しめる。