大久保輝臣のレビュー一覧

  • ベスト・オブ・イヨネスコ 授業/犀

    Posted by ブクログ

    <翻訳文学試食会>課題本のために読みました。ページを開いて戯曲だと知りました。私は戯曲は苦手なので自分では手に取らなかった本ですが、なんだこりゃ、なんか無茶苦茶で面白かった。
    しかし演劇で見るには不気味そうで苦手かもしれない(-_-;)
    読むのは自分でペースを決められるので、戯曲だけど読むことで楽しんだってことで。

    『禿の女歌手』(諏訪正訳)
    ロンドンに住むスミス夫妻は、マンチェスターに住むマーチン夫妻を食事に招いていた。スミス家には女中のメアリがいる。消防署長も来る。彼らの間でナンセンス会話が繰り広げられる。
    開幕場面はスミス夫妻の家なのだが「私たち英国に住んで英国のサラダを食べて英国のお

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    2026年03月29日
  • ベスト・オブ・イヨネスコ 授業/犀

    Posted by ブクログ

    『授業』
    ☆4.5くらい。
    教室と生徒という、(理想化しすぎかもしれないけど)本来双方向的な横並びの関係であるべきものが、(現実的にも好ましくない)一方通行の垂直関係に変化する際の、暴力性を描いている。

    演劇的なドラグティックさが、全体の基調とよく調和していた。

    何かを教えるという経験をしたことがあると、共感しやすいと思う。

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    2025年10月20日
  • ベスト・オブ・イヨネスコ 授業/犀

    購入済み

    犀化は破綻か?革命か?

    『犀』は手塚マンガの中で
    短く紹介されていたので
    ずっと気になっていました。

    仕事や人間関係が
    特にひどくうまくいかないのでなければ
    こんな変身は考えないだろうけれど、
    知性が鋭いとこういう不安な状況が
    感じられるのかもしれません。

    犀の、人間とはかけ離れているだろう
    皮膚感覚と、
    人間の持っているおそらく高度な
    いろいろな特性を失う
    恐ろしさを感じます。

    人間の日常のいろいろな対立や
    不幸からの逃避、なのか
    革命への突進、なのか、
    そんなものとして
    魅力なようにも思えるけれども。

    #切ない #シュール #怖い

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    2022年03月23日