萩原葉子のレビュー一覧

  • P+D BOOKS 天上の花・蕁麻の家

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    自らのための備忘録

     先日、世田谷文学館の萩原朔太郎展に出かけた時に見つけて購入。同じ小学館のP +D BOOKS シリーズの『父・萩原朔太郎』を読んでみて、藁半紙のような紙質は軽くて持ち運びが楽なこと、それに活字が大きくて、私のような老眼にはありがたかったので、手元に置いておきたいと思った『天上の花』と『蕁麻の家』の合体本を購入しました。これでわずか660円とはいい買い物でした。

    ***『天上の花』***
     映画を観る前に読んだ感想は、講談社文芸文庫版に書きました。こちらは、一読し、映画も観、その後、萩原葉子の主要小説や萩原朔美のエッセイを読み、萩原朔太郎の詩集を読んでからの感想です。

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    2023年02月02日
  • P+D BOOKS 父・萩原朔太郎

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    自らのための備忘録

     まずは小学館のP + D BOOKS、つまりペーパーバックとデジタルブックスという出版形態にお礼を申し上げたいと思います。P + D BOOKSとは「後世に受け継がれるべき名作でありながら、現在入手困難となっている作品を、B6判ペーパーバック書籍と電子書籍を、同時かつ同価格で発売・発信する、小学館のまったく新しいスタイルのブックレーベル」なのだそうです。おかげで私が生まれた年1959年に出版された、萩原葉子による『父・萩原朔太郎』を読むことができました。
     萩原朔太郎が右の細長い五本の指いっぱいに、赤い球を挟み、それを増やしたり、減らしたりするような手品に無心となり、晩

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    2023年01月26日