谷徹のレビュー一覧

  • 内的時間意識の現象学

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    今性に執着した観念論的意識内時間の解体作業。
    客観的時間、つまり時計時間は人間の意識内時間を下敷きに構成されていく。
    把握、保持、予期の3要素が結びつき「流れ」、つまり時間的意識が芽生える。
    時間についての考察は毎度面白い。


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    2025年09月26日
  • 哲学史入門Ⅲ 現象学・分析哲学から現代思想まで

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    シリーズ全3巻を読破。
    最終巻である本書は分析哲学、社会哲学といった19-20世紀の思想となるので個人的に未着手な分野で新鮮な読書体験なりました。

    國分功一郎氏のカントの『純粋理性批判』を引いた哲学史の学ぶ意義は、さすがの切り口と引き込まれる話の展開です。お勉強として知識を蓄えるのではなくて、自分の実情にその思想や哲学を落とし込んで実感することが求められますよね。なかなか基本的な理解も追いつかないけど、人生の歩み方の拠り所として常に携わっていきたいなーという思い。

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    2024年07月16日
  • 哲学史入門Ⅲ 現象学・分析哲学から現代思想まで

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    近代哲学に疎かったので、ざっくり概要を知るにはよい一冊だった。書籍案内が充実していて次に読む一冊を迷ってしまう。

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    2025年09月20日
  • 哲学史入門Ⅲ 現象学・分析哲学から現代思想まで

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    2025.03.29 現代のドイツ、フランスはやはり刺激的です。ナチスを背負ってしまったドイツの哲学は切迫感があってドキドキしました。

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    2025年03月29日
  • 哲学史入門Ⅲ 現象学・分析哲学から現代思想まで

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    シリーズ最終巻。

    全体的に難しいとこが多く、思想を知るというよりも歴史的な流れを追うので精一杯だった。
    また、ざっくりとした歴史しか紹介されない分野もあった。
    ただ、この形式上仕方ないとは思う。

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    2024年12月01日
  • 哲学史入門Ⅲ 現象学・分析哲学から現代思想まで

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    ネタバレ

    シリーズ3巻を完走。
    哲学初心者だが、3巻は、國分先生の本を読んだことがあるからか、千葉先生の現代思想入門を読んだことがあるからか、他の巻よりも楽しめた気がする。
    シリーズを通して分からなかった所も多かったが、分からないまま読み進めた。もう少し学んだ後、この本を再読した時に、対談で言っていることがすんなり入ってきて楽しくなるんじゃないかと淡い期待をしている。

    全3巻を読んだので、なんとなく興味を持ったプラトンを次に読んでみたいと思う。

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    2024年11月21日
  • 内的時間意識の現象学

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    有名なアウグスティヌスの問題提起以来、哲学上最大の難問の一つ「時間」に、フッサールが集中的に取り組んだ労作。こんな本があったのか。
    フッサールらしく厳密で難解、この難問に相当苦労しつつ取り組んでいる様子が窺え、とても面白く読んだ。
    特に、時間推移を説明するに当たって例として常に音楽の「旋律」を取り上げ続けているので、ますます私の最近の主要な関心に近く、参考になった。
    私なら旋律の認識に関しては「ゲシュタルト」という用語を導入し、その「ゲシュタルト全体」は「部分=個々の音」の集結を待って形成されるのではなく、最初の一断片、2音めからすぐに、同時的に立ち現れているという点に着目するだろう。
    また、

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    2017年08月11日
  • ブリタニカ草稿 ──現象学の核心

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    フッサールが、「ブリタニカ百科事典」の「現象学」の項目について書いた原稿。
    現象学というものがどういうものか、ということを知るにはまず読みたい本。

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    2011年01月03日