横川正紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分の会社が目指すべき一つのモデルは、この横川さんがするウェルカムグループだと思っています。
その横川さんの考え方、あるいはDEAN&DELUCAをどう考えて成功させたのかがよくまとまっている本。
読むまで存じなかったけれど、すかいらーく創業者家系の方なんですね。
最初の就職先を選ぶ1990年代半ばに「バブル期のハレの消費ではなく、これからは日常の豊かさが大事になるのでは」という物差しでインテリアショップに入社したこと、京都での学生時代に予算5万円だったところ1万円オーバーするとても素敵な物件を紹介されたらそこに惚れ込んで決めてしまうこと、など、エピソードだけ読んでも若い頃からた -
Posted by ブクログ
ネタバレ☑️ハレとケ(非日常と日常)の両方を大事に。
ハレのためだけにお金や時間を使うのではなく、ケの方も時間とお金をかけて、丁寧に大切に暮らして生きていこうと感じた。
☑️『顧客』と『伝えたい価値』を結ぶための『体験価値』
☑️店に人格を与える。
☑️それを自分がやりたいと思ってやっているか?が大切
☑️あちこちに寄り道する幅と何かに熱中する深さの両方が大切。
☑️大切にしたい本質を見失わないようにする。
☑️バッドネスを知っているからこそ、グッドネスが分かる。食わず嫌いをせず、良いもの悪いもの、いろんな体験を積み重なることで独自の基準を持つことができる。 -
Posted by ブクログ
・世界の経営塾
表層だけを見て人の真似をしても何の意味もないし、成果も得られない。
成功した人の根っこ(根本)の部分を徹底的に分析して成功要因を抽出する。
根本をブラさなければ、逆に言うと表層の部分は自分色でやったほうがいい。
「専門外だからこそ枠を超えた発想が生まれる」
売られた喧嘩を買わないのも、喧嘩の勝ち方の一つ。
何らかのルールが存在するときに「なぜ?」と問う。
ルールの背景や目的が明確であればルールを設ける事の意味が果たされているが
「昔からこうだから∼」などの理由であればルールを設けている意味がない。
電子レンジとオーブンの話。
会社やブランドも同じ。
人の言葉を借りず、 -
Posted by ブクログ
ネタバレDEAN & DELUCAの日本事業代表者の著作。
1. 哲学を共有する -見るべきものは「根っこ」にある
大学では建築を専攻。インテリアやデザイン業界で仕事をしていた。
「ライバルは個人店」
ただ売るだけでなく、それを使った具体的なシーンまで提案する
日本に3店舗出店するも経営は火の車
自分たちの提案を「体験」してもらうためにイートインを設置
創業者に「店の形ではなく考え方の根底を見ろ」と言われる
食材の出自、作り手の想い、どう食べられているか
2. ブランドの前に人がある -価値を作るのは看板ではない
根っこの1mmのズレはお客さんに届く時は1mくらいになってい -
Posted by ブクログ
これまで経営やブランドに関する本をいくつか読んできたけれど、この本は感性や感覚も大切にしていて、アナログな頭の私には共感できる点や気づきとなる点があった。
建築を学ぶ学生が環境を考え、インテリアを考え、食に行き着く。
突き詰めていくと人の生活は「食」に行き着くのかもしれない。
DEAN&DELUCAの日本がライセンスを買い取り独自で展開し、本国アメリカより利益を上げているなんて全く知らないでいた。
ビジョンや理念がなければ企業は成り立たないし継続しない。
常にアイデアを出し変化していっても、根底がブレないからブランドイメージも崩れない。
基本的なことだけど、忘れがちな大切なことが書かれ