偉大な数学者アイザックが亡くなった。里子の孫であるヘイゼルのもとにアイザックからの手紙が届く。彼のパソコンに保存された彼の方程式を消去する事、誰にもそのことを話してはならない、という遺言であった。数学や物理学が専門の他の親族ではなく、なぜ数学が苦手なヘイゼルなのか。パソコンのパスワードは何なのか。
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さまざまな数式や方程式が出てくるが、数学が苦手でもまったく問題ない。登場人物が多くて、名前と親戚関係を覚えるのにちょっと苦労する。ヘイゼル目線と、ヘイゼルの兄グレゴリーの章、アイザックの息子フィリップの章が交互に続くなど、慣れるのにこれもちょっと苦労する。でも後半は、どういうことになるのか、どんどん読んでしまう。
こんな数学あるか!と思いつつも、面白いトリックだった。