赤坂パトリシアのレビュー一覧

  • ネコばあさんの家に魔女が来た

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    不登校に悩むゆきの16歳と『魔女』を名乗るニワトコさん、ネコばあさんことキワコさんたちの交流の物語。
    毎回、料理が出てくるのでお腹がすく。

    ニワトコさんはイギリス人でも見た目が日本人。父親が日本人なので、イギリスで日本料理を作るために奮闘した父親のレシピを知っている。
    母親の過干渉に苦しむゆきのは、『言いたいことが上手く言えない』
    そんな中で、ニワトコさんやキワコさんと交流しつつ自分の言葉を見つけていく。

    中盤位に出てくる魔女仲間のリリさんは日本人なのに、見た目が海外の人に見られてしまい職務質問を受けてしまう。

    いろんな問題を含ませつつも重い話にはなっていない。みんな、いい人だから。

    0
    2024年03月11日
  • ネコばあさんの家に魔女が来た

    Posted by ブクログ

    母と娘、お互いを思っているのにすれ違う感じ
    共感しました

    若い頃、声を出さずに耐えていた時にさり気ない言葉に
    「見てくれている人がいたんだ」って思えて
    込み上げてきたのを思い出しました

    食べ物について、丁寧に書かれていたのも魅力的でした
    部活の大会や、運動会の時に母が作ってくれた
    ここぞって時のお弁当のメニュー…
    もう、食べることができなくなった祖母が作ってくれた朝ごはん…
    色々思い出して、ほっこりとした気持ちになりました

    0
    2023年07月03日
  • ネコばあさんの家に魔女が来た

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母と娘の『思いやり』の方向性の違いは身に覚えがありすぎて 胸が痛い場面もあるが、自分の中に閉じ込められた主人公が 第2の居場所で過ごす時間が心地よくて、外出自粛の時期に一服の清涼剤となった。装丁もやわらかで 手と目に優しい。

    0
    2020年04月11日
  • ネコばあさんの家に魔女が来た

    Posted by ブクログ

    過干渉気味な母親。高校に行けなくなってしまった娘。母娘の息苦しさが伝わってきて、思春期頃の母との関係を思い出しました。
    そんな母娘関係を変えていくきっかけをくれる素敵な魔女。おいしい魔法をつかえるニワトコさんです。昔ながらの家で、ニワトコさんがつくる少し変わった料理の数々の描写がとても魅力的でした。
    子供時代に家や学校ではないどこかに、温かく見守ってくれる居場所があると、息をしやすい子もいるのかなと思います。

    0
    2025年10月05日
  • ネコばあさんの家に魔女が来た

    Posted by ブクログ

    主人公が学生時代の私と重なって、気づいたら応援しながら読み進んでいた。
    自分の居場所を見つけられないとどうしても苦しくなってしまうけれど、きっとどこかには安心して過ごせる場所がある。
    それを改めて気付かされ、勇気をもらえた。
    例え家族であっても、成長とともに昔と変わらなかったら難しい事もあるかもしれないけれど
    "試行錯誤しながら、家族という小さなグループを保って一緒に歩く"
    この一節のように話をして時にはぶつかって、家族を大切にしていきたいと思った

    0
    2020年11月23日
  • ネコばあさんの家に魔女が来た

    Posted by ブクログ

    10代の頃、これを読んで救われていた。
    私にもネコばあさんの家みたいな居場所があったらな〜と憧れていた。

    たとえ、生まれた時代が違っても、性別が違っても、国籍が違っても、好きなものが違っても、気さえ合えば、誰もが友達になれる。
    同じ学年だけが、同じクラスメイトだけが、同じ地域の子だけが、友達だとは限らない。

    そんなことを教えてくれた作品。
    きっと、あのときの私だったからこそ深く響いた一冊。

    0
    2025年07月13日
  • ネコばあさんの家に魔女が来た

    Posted by ブクログ

    不登校の女の子の成長物語。
    想像した魔女とは違ったけど、ちょっと変わった美味しそうなお料理がたくさんでてきて、これはこれで良かった。

    0
    2023年04月13日