姫路まさのりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【ソーシャルファーム】
障がい者
ひきこもり
ホームレス
出所者
派遣社員
シングルマザー
生きづらさを抱える人達が大活躍する仕組みを持つ会社と私は解釈する。
それは福祉である必要はない。
今はたまたま福祉であるが、
そもそも会社とは様々な人達が働く場であると近い将来変化する。
ソーシャルファームはちょっと先を行っているだけ、生き残る会社は、先行く素晴らしい仕組みを持つ会社に追随するだろう。
「ママ、ショウガイシャってどんな会社なの?」
「それはね、会社じゃなくて、人が人を差別する時に昔々使っていた言葉なの」
「差別するってどんなこと?」
「この本を読んでみて、差別が無くなるきっかけに -
Posted by ブクログ
精神病院が廃止されたイタリアで起こった実話を基にした
イタリア映画、「SI PUO FARE 人生、ここにあり! (2008) 」を想いました。
もちろん、お国の事情は
それぞれなので そのまんまを想定するわけでは
ありませんが
社会的にハンディを持たされている人たちに
スポットをあてた作品ということで
非常に興味深く読み終えました
知り合いに
障がいを持つ人とがおり
障がい者ための施設を運営する人がいる
ぜひぜひ
その人たちと
語り合いたい一冊です
そうそう
「帯」にもありますが、
ー2万円で仕事ぶりが変わる
5万円で生活が変わる
8万円で未来が変わる
10万円で働き方が変 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者は関西のテレビ番組「ちちんぷいぷい」など
の担当の放送作家さん。
「狭き門」の一般企業、
気持ち程度のお給料しかもらえない作業所、
その2択ではなくソーシャルファームという
障がい者であろうと利益を出してしっかり
お金を稼いで自立していくという形態に
ついて書かれている。さらに障がい者だけ
ではなく社会的弱者も受け入れる施設として
変わっていこうとする現在の状況も提示されている。
例として、京都府舞鶴市のフレンチレストラン、
滋賀県大津市のクッキー製造販売、滋賀県
近江八幡市のアートミュージアム、
三重県多治見市のワイナリー、これらの
当事者や関係者のインタビューが載っている。
関 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生きるって何だ。
障がい者の作ったクッキーを買って食べる。それを支援と呼んで、いいことをしたと考えていた。この本を読んで、初めて知ったことがある。障がい者の施設では雇用契約を結んでいない。工賃として最低賃金以下のお金が払われる。そんなの、生活できなくない? 最後まで本を読んだ。働きたいのに働けない人が働くには。働くことは生きることだ。誰かの役に立っていると思うから自分に自信が持てるし、自分は迷惑だとか何もできない存在だと思うとやる気もなくなるし本当に何もできなくなっていく。「障がい者だから」でなく、商品や賃金に価値を見出せること。誰もがそこを目指す必要がある。資本主義と社会福祉は相反するとこ -
Posted by ブクログ
「障害者が働く場所」としての選択肢は2つ。一般企業と福祉就労施設。
前者は安定した給料がもらえるが、「狭き門」、後者は「工賃」という名目の気持ち程度の給料しかもらえない作業所。
著者は、そのいずれにも属さない「ソーシャルファーム」という観点に立って、頑張る人々や施設を紹介する。 ちなみに「ソーシャルファーム」とは、障害者雇用の場に「利益をあげる」ためのビジネス視点を取り入れ一般企業と競争できる事業を展開する取り組みだ。
紹介されているのは以下の4つ。
・CASE1 舞鶴市のフランス料理店「ほのぼの屋」。知的、精神、身体障害者約20人が働き、連日予約びっしりの人気店
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