桑野一弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろく読めた。
内容はだいたいわかってはいる。
それでもおもしろいと思う。
こういう話しは、キャスティングしながら読んでしまう。
御厨京子‥北川景子
蓮見春香‥広瀬アリス
高城稔‥金子大地
こんな感じだ。
キャスティングがしっくりくると、読む速度も早くなるから興味深い。
おもしろいと思った反面、未消化の部分もある。
たとえば物産展の女が来ると、何故皆逃げ出すのか?
本編読んでて、店を閉めてまで逃げ出すような逸話はあっただろうか?
京子は、割と筋が通った仕事人に見えたが‥
ちょいと煽ってしまった導入部分ということなのか。
もうちょい工夫してほしかった。
ラストは、詰め込み過ぎたと思う。
伏線回収はミステリーに任せておけばよい。
もっと出店者達の話や物産展のの様子を聞きたかったし、春香や京子の話も、もう少し扱い方があったように思う。
でも楽しく読めたからそれでよいかな。
2024/01/22 17:12 -
Posted by ブクログ
百貨店の催事担当として食品バイヤーを務める蓮見春花の、奮闘と成長を描くお仕事小説。4話とエピローグからなる。
* * * * *
伝説の食品バイヤー御厨京子。食材や料理に対する知識知見は並外れて豊かで、まさに食の達人と呼ぶにふさわしい。だが、この御厨、実は味覚を持ってはいなかった!?
この超人の登場はラノベならではで、主人公である春花の大食漢ぶりも合わせてコミカルなアニメ風の作りと言えるでしょう。
ただ、裏を返せば、このままでは楽しく笑って読み終えるだけの作品になっていても不思議はありません。
本作のよかった点は、春花たちがくどきおとす食の匠たちが魅力的であり、それらが物語を大きく支えているところでした。
「食」を扱う作品の善し悪しは、対象となる料理なり食材なりの魅力をいかに描写できるかにかかっています。
本作はラノベでありながら、その食の描写にきちんと力を注いでいたと思います。
だから、食べることの好きな身にとっては読んでうれしい作品になりました。
ひとつ残念に感じるのは、「酒」を取り上げていなかった点です。せっかく九州地方を扱うのなら、ここはスルーすべきではないのでは!?と強く思います。
特に、焼酎は種類が豊富で好みに合わせていろいろな味を楽しめますし、日本酒では熊本・花の香など新機軸を打ち出したものも多く、物産展の呼び物になることは間違いありません。 ( 思わず力説してしまいました。すみません(-_-;))
山口恵以子さん並とまでいかなくても、少しでもお酒方面への目配りがあれば、さらに満足度が高まっていたと思いました。 -
Posted by ブクログ
コロナ前時々足を運んでいた物産展。
背景にその道のプロ達のこんなぶつかり合いがあったなんて…
食、お仕事…大好物の共演!
なのに読んでいて今ひとつのめり込めなかったなぁ。
要因は御厨さんかな。
人に弱みを見せず強気な、己の信念を凛と持っている感じは好感が持てるのに、いかんせんその風貌とやり方、春花達とのやり取りが現実離れしていてアニメっぽさがかなり強い。
個人的にはそれが苦手な部分でもあり、いい感じに読んでいてもふとしらけてしまったりした。
でもきっと御厨さんの存在がライトノベルの良さなんだろうなぁとも思う。
まだら屋の大将、カプリスパティシエの櫛枝さん、ラーメンEIZIの金藤さん、杉乃やの御夫婦、彼ら職人の信念、心意気にプロとしての誇りを感じその魅力に惹かれた。
春花より高城くんの成長と変化が読んでいて楽しかったな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ物産展と言えばなんとなく北海道物産展の
イメージが強いのですが、たしかに
各地の物産展ってやっていますね。
その中でも出店している店舗に対しては
だいたい決まりきった店が出店するとばかり
思って読んだので内容としてはなんとなく
各地の美味しいものを紹介する小説と
思っていたらガッツリお仕事小説!!
食品バイヤーの仕事って思っていた以上に
大変なんですね。たしかに毎回同じ出店では
集客もだんだんと難しくなるしそもそも
毎回同じ感じだと飽きる!そこでまだ見ぬ
名店や名産などを現地に行って目で舌で
確かめてそして口説き落とす・・・
物産展の食品バイヤーって大変やん。
そして物産展の女こと御厨京子、確かに
やり方は強引だが、生産者やお店の人たち
ひいてはその地域のことまで考えた差配に
脱帽でした。しかも過去にそんなことが
あったうえで改めて現在の状態に
戻ってくるなんて・・・すごいわっ!
これは続編があっても面白そうですね。 -
Posted by ブクログ
今迄読んできた小説、見てきたドラマや映画からアニメ制作会社、新聞社、出版社のイメージはまさに本書通り。
就業規則なんてどこへやら、〆切前は追い込まれ時間との戦い。
社員が死に物狂いで働いて迎える校了。
「やっと終わったぁ」と明るい昼間やっと帰宅…そんなイメージです!
部外者だからですかね、私はそんな作品が大好きです。
何故なら就業規則より「好き」が勝っている職場だから!と勝手に思い込んでいます^^;
逆に言えば「好き」でなければやれない仕事だと思うから。
寝食停止してのめり込んでしまうって好きな事じゃないと出来ない。
まさに中毒ですね^^;
好きを仕事に全身全霊で働いてる姿ってそれは輝いて見える。
その情熱、気力、体力、向き合う覚悟…そこに少なからず憧れがある。
だからこのてのお仕事小説が放つ臨場感、緊迫感、達成感、皆で同じ方向向いて突っ走る感覚にのめり込み、寝食忘れて読み耽ってしまうんです。
働き方改革!が叫ばれている昨今。
勿論身を削る働き方が良いわけではない。体を壊して働く事は決して推奨出来ないし、働く事は生きる為の手段と割り切って淡々と業務をこなし趣味や家族に没頭するのもあり。
働き方も考え方も捉え方も人それぞれで良い!
ただ情熱を形として表現するとこんな働き方になるんだなぁと…やりがい、生きがい、そんな観点から見るとこれはこれでカッコ良く思える。
でも体あってこその仕事です!