アレックス・リーヴのレビュー一覧

  • ハーフムーン街の殺人

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    東野圭吾的に読みやすいです。ストーリー展開は全く違いますよ!後半これでもかと真実が明かされていって、読みごたえありました。19世紀末ロンドンの猥雑で隠微な雰囲気が漂い、映像が眼に浮かぶよう。男性の心を持つ女性が主人公。そういう設定は初めてで、情景や深い心理描写を見るにつけ、素晴らしいと感じ入りました。当時実際にあったのではないかと思わせる事件、のめり込んで読むことができました。解説によると、レオシリーズ、次作もあるようです。読めるのを楽しみに待ちまあす。

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    2020年07月24日
  • ハーフムーン街の殺人

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    裏表紙の内容紹介を読まずに本書を開いたので、まず主人公が実はトランスジェンダーと言うのが最初のミステリーに感じた。主人公のヘナチョコぶりと、相反する捜査への執念が読んでいてハラハラした。一気読みした。

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    2020年06月14日
  • ハーフムーン街の殺人

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     やれやれ、この作家、よくもここまで難度の高い小説を書きあげたものだ。主人公は、体は女性だが心は男性というトランスジェンダー。現代であればありがちな設定なのだろうけれど、なんと舞台は19世紀1880年のロンドン。難度に難度を重ねるチャレンジングな設定。

     今年読んだ『探偵コナン・ドイル』の設定が本書とほぼ同時期で、ホームズが登場し、切り裂きジャックが夜を掻き回していた時代であり場所である。同じ、ロンドンの夜は、本作でもかなり手強い暴力や殺意に満ちており、怪しい霧に包まれて真相がなかなか見えないところも、やはり同じである。

     当時の警察権力の粗暴さが際立ち、その犠牲になる誤認逮捕など珍しくも

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    2020年06月04日
  • ハーフムーン街の殺人

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    ミステリーだけではなくて、トランスジェンダーについて、考えさせられる、少し趣の違う作品!!
    英国のビクトリア時代のお話なので、BBC等のテレビドラマなどから、映像は、容易に、思い浮かび、さらっと読める!
    謎の追及は、現代ならば、簡単な答!
    続編、続々編が、楽しみ!!

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    2020年03月21日
  • ハーフムーン街の殺人

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    18世紀のロンドンでトランスジェンダーの主人公が巻き込まれた犯罪を解決していく。

    今みたいにトランスジェンダーなんて言葉もない時代に男として生きる女の子。

    前半は結構冗長さを感じたけど後半の畳み掛けは良かった。

    ロージーとレオの芽生えたはずの連帯感と2人が落ち着くことを許せない結末が切なかったです

    2025.8.30
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    2025年08月30日
  • ハーフムーン街の殺人

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    トランスジェンダーを題材にしており、自身の性に葛藤しているシーンは表現もよくできていて面白かったと感じました。
    しかし元々海外文庫の作品のため、翻訳の影響か読みにくいところがいくつかありました。(自分の理解力かもしれませんが)

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    2020年12月18日
  • ハーフムーン街の殺人

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    舞台は19世紀ロンドン、主人公はトランスジェンダーで男装の女性という中々興味をそそられる設定。著者御本人は年配の男性だが、女流作家の様な柔らかい筆致が特徴的。今作がデビュー作とあってか、文章は先走り気味で、文体も簡素なので緊張感は希薄。小説としてもミステリーとしても設定の妙を活かし切れているとは言い難いのが残念。主人公のレオが素人探偵ゆえのまどろっこしさも気になるが、その向こう見ずな行動力と繊細な人物造詣は今作の魅力でもある。LGBTを巡る当時の熾烈な社会情勢をもっと物語の根幹に活用しても良かったような。

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    2020年08月08日