山口豊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テレビ朝日アナウンサー、山口豊氏の著作。
局の看板である「報道ステーション」で長らく現場取材を重ねてきただけあり、机上の難しい理論を並べるのではなく、自ら足を運んで取材した町を生き生きとした言葉で紹介してくれる。
まるでテレビ番組のリポートショーをそのまま見ているような感覚だ。
少子高齢化の波が押し寄せ、地方の産業は衰退していくばかり。将来の年金も果たしてもらえるのか。といった不安が尽きない今、太陽光、風力、水力、地熱、木材などのバイオマスといった自然の力を生かした再生可能エネルギーによって日本は構造的に生まれ変われるという。
取り組みは全国で広まりつつあり、若い起業家や移住者によるチャレ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ日本のエネルギー、循環社会実現に向けた本
メモ
・卒FITは純粋な再エネ電力として魅力的な商品に
・福島県士湯温泉
・高度成長により温泉旅館でないと経験できない非日常な日常に近づく形に
・地熱バイナリ発電、小水力、熱を生かしたエビ養殖
・未来の里山 西粟倉村
若い移住者百八十人、34社起業、年間15億の売り上げ
・日本においてもグリッドパリティが再エネにおいてやっと成立しつつある。
・木の価値をいかに高めるか、知ってもらうか
・これまでの林業はユーザーとの繋がりがなかった
・バイオマス発電、二億の投資を2年で回収。
・太陽光パネルは20年前の十分の一の値段に
・かけがえ -
Posted by ブクログ
国で定めた再生可能エネルギーは7つ。太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、自然界の熱、バイオマス(動植物由来の有機物)。
日本の電気は海外から輸入した化石燃料を燃やしてつくっている。つまり日本人はエネルギーを買うのに、実は大手資本経由で海外に支払っている。その額数兆円。これは増税するより多い額を海外に流していることになる。
一方で日本の自然に存在する太陽光や森や水は、特に地方で得やすい。
自分たちのお金を海外の産油国に支払うのではなく、自分たちの地域で回すこと。これらを実践している国内6カ所の地方の取材をされている。
設備投資数億円も2年で回収できるほどの売電収入と数億円規模の雇用等の地元還 -
Posted by ブクログ
もともと日本は四方を海に囲まれており、豊富な雨量や活火山の数も多く、川の流れも速いなど、再生エネルギーのポテンシャルが非常に高いと言われてきた国ではあるが、世界的に見ても恵まれているというその豊かな資源を、十分に生かし切れておらず、海外に19兆円(2018年)とも言われる莫大な金額を支払い、化石燃料を輸入している。本書は、そうした無駄をやめ、再生可能エネルギーにもういい加減にシフトすべきだという思いをまとめたものである。少子化、国内人口の減少、過疎化、そして地方の衰退と、急がれる地球温暖化対策の切り札ともいうべき再エネの事例を、テレビ朝日のアナウンサーとして取材を通じて得てきた情報と、現在のレ