小川悠介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これから日本資本主義を変える仕組みはエンジェル投資のようなものでしかないと思っている。
その意味では気づきを貰える面白い書籍である。
エンジェル投資の中心となっているのは過去に事業に成功した起業家、金銭的に余裕のある芸能人、スポーツ選手、事業会社など。
特にスタートアップを経験した起業家は自身が経験しているため、投資先への目利きや事業に対するアドバイスができる点が大きなメリットになっている。
起業の一番の障害になるのはファイナンス。
失われた30年で起業がトレンドにならなかったのは、VCや銀行などがリスクマネーに投資できなかったことが理由であると思われる。
優秀な人材が起業ではなく就職に向か -
Posted by ブクログ
将来的に起業をしたいという思いから、本書を読んでみました。
記者である著者によって、スタートアップ企業を取り巻く現状が分かりやすく書かれていて満足度は非常に高かったです。
まだまだ知名度が高くないスタートアップ企業や、実績も多い投資家、起業関連情報が、具体的な名前も併せて多く紹介されていたので、その情報をもとにさらに詳しく調べることができ、大変参考になりました。
面白い取り組みをしている企業も多く知ることができて、読んでいてわくわくしました。
また、本書に書かれていた「自身が受けた善意を次代に回していく」というペイフォワードの精神は今後も意識していきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
エンジェル投資とは近代的な投資手法(1970年代後半)であり、日本においては1990年代から始まった。
エンジェル投資は投資のため、リスクが生じる。ハイリスク・ハイリターンである。ハイリスクな点はいくつか理由はあるが、特徴的なのは、投資先の企業が倒産したりすることで資金が回収できないということである。ハイリターンは創業期に投資することで、株式を多く保有し、上場またはM&Aの後の株式価格で大きなリターンが得られる。だが、VCだろうが、アクティビストやら業界の人だろうが、そのエンジェル投資が成功する確率はかなり低い。そして、大体10年は上場に時間が掛かるため待ちの姿勢も必須である。倒産する -
Posted by ブクログ
ネタバレ【1.読む目的】
・エンジェル投資家ってそもそも何者?
・スタートアップの資金調達ってどういうふうに進むの?
そんな疑問を解消すべく読む。
【2.気付きや気になった点、面白かった点等】
・エンジェル投資家はビジネス界に身を置く人だけのシロモノではなくなっている(知らなかった、、)。
・流入する資金の量に起業家の増価が追いついていない。
→日本は比較的起業しやすい環境
→ただし、金融リテラシーのさらなる向上が望まれる。
・ファンディーノというサービス
・クラウドファンディングには四種類
①非投資タイプ(寄付型・購入型)
②投資タイプ(株式型・融資型)
【3.感想】
・エンジェル投資、スタート -
Posted by ブクログ
・VCの収益モデルは2-20と呼ばれ、運用額の2%程度の管理報酬とイグジットによる元本超えの20%程度のの成功報酬から収入(2億のファンドならイグジットないと年400万※そこからオフィスやスタッフ人件費がかかる)
・VCは2018年に約260社で10年前の2.5倍
・CVCは2018年に63尺だが公表されていない社数を含めると100社は優に超えていると想定
・投資額は2018年で4481億円ある中でVCとCVCは約8割を占めており、特にCVCのほうが額としては大きい
・CVCの課題は投資に詳しい人材が足りていないこと
・エンジェル投資家と起業家をマッチングさせるプラットフォームは無かったが、ネ