武重謙のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 山のクジラを獲りたくて 単独忍び猟記

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    単独忍び猟とは孤独な猟。ひとりで獲物と対峙し、引き金を引き、薄れていく動物の命を背負わなくてはならない。自分自身の本性と向き合う。著者の2年間の記憶。

    失敗と成功を積み重ね学んできた事が真摯に書いてあると思う。そこが面白い。

    イノシシや鹿にトドメを刺し解体して食べるシンプルである。自分ならどう猟をするかなと空想しながら読み進める。これから猟をはじめる人にはいい実用書なんだろう。

    著者の次の作品も読みたい。

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    2026年09月05日
  • 山のクジラを獲りたくて―単独忍び猟記

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    たまたま泊まったゲストハウスのオーナーさんが書いた本。狩猟に特に興味はなかったけどそういう世界を垣間見れるのが本の醍醐味。
    動物のたてる音や足跡に感覚を研ぎ澄ませ、ひとり静かに山を歩いて行う猟を単独忍び猟と言うらしい。
    猟のスタイルと同じように静かな落ち着いた文章で、狩猟を始めた2年間の記録が書かれている。
    生活の一部として狩猟をおこなう、という姿勢が好きだ。

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    2023年08月05日
  • 山のクジラを獲りたくて―単独忍び猟記

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    ネタバレ

    スゴイ体験を書いているのだけれど、とても誠実で謙虚な文章だった。俺はスゴイんだ、という自意識のようなものがない。きっと山や動物と真摯に向き合い続ける中で、個性ある誰々としてではなく、ただ人間の1人、もしくはひとつの生物としての自覚のようなものが自然に芽生えたんじゃないかと思った。
    印象に残ったのは鹿の死体が自然に解体されていくことを「山による消化」と表現していた点。その鹿が他の生物や土壌の栄養となって山に還り、再び山を成り立たせる一部になっていくという、そのイメージがとても印象深かった。

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    2020年12月22日
  • 羆山渉猟 単独忍び猟記

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    ネタバレ

     少し冗長な話だな、いつヒグマを撃つんだと思いながら読み進めていたら、2025年、シカの死体を見つけてからの緊張感はなんだ! ページを捲る手を止めることができない。心臓が激しく鼓動する。

     冗長な話ではなかった。2025年の狩りのために必要な、クライマックスに必要な、少し長い序章であった。

     ヒグマの単独忍び猟と野営狩猟。先日読んだ「バリ山行」そのままの山行、あるいは角幡の「地図なき山」の漂泊、そんな要素を持ちながら単独でヒグマを追う。

     神奈川から稚内へ移住、ゲストハウスを開業して生活の糧を得ながら、猟期が始まると鹿を撃って、冷凍庫をいっぱい成して食べる。ある時、ヒグマの足跡を見つけてしまう。その時から「すべてをヒグマ猟に捧げ、家族も、仕事も、人生もヒグマ猟を中心に回るようになっ」てしまった。そんな猟師の猟記。

     「ひたすらヒグマを食べた」「うちの7歳の娘も喜んで食べた」
    「これ、くま?」
    「そう、お父ちゃんが獲ったやつ」
    「おいしい」
    「妻も「ああ、すごい。おいしい」と呟きながら食べた。」
    「「5年分のヒグマの味だ」と妻が言う。」

    よかった!
     

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    2026年10月23日
  • 山のクジラを獲りたくて―単独忍び猟記

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     やっぱり、止め刺しにはナガサですよね。
     ナガサは狩猟者のロマン、激しく同意します。 

     狩猟一年目から単独忍び猟で山に入る。
     狩猟者なら「おいおい、やめとけよ」と常識に思うが、それを自分の嗅覚で始めて、初年度にして猟果を得る。
     それはすごいと思う。

     山に分け入り、獣道からその日の獣たちの動きをたどるやり方は罠猟にも必要なスキルだ。
     猟場が近ければ山歩きしたいんだけどなぁ。。。

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    2025年01月13日
  • 山のクジラを獲りたくて―単独忍び猟記

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    狩猟をやってみたいわけではなくどんな世界なんだろうという興味で読んでみた。面白かった。筆者のこだわりや熱が詰まっていた。凄く常識人なんだろうなと思う。嵌るのは凄くわかった。解体とかはできる気もしないから自分が手を出すことは無いけれど、やってる人の話を酒飲みながら聞いたりすると楽しいんだろうなあ。

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    2020年09月20日
  • 山のクジラを獲りたくて―単独忍び猟記

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    単独忍び猟。独りで行う狩猟を行っている人の手記。
    シカを初めて獲った、イノシシに出会った、イノシシを獲った。山の知らないお話がたくさんで、面白かった。
    装備品のお話とか、人それぞれのポイントとこだわりが伺えて興味深かった。

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    2020年06月28日
  • 山のクジラを獲りたくて―単独忍び猟記

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    一気に読んでしまいそうだ。

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    一般登山道の登山を続けるとだんだん物足りなくなり、高所氷雪クライミングや沢、岩へと先鋭化していく中で、狩猟は進む方向としては真逆だろうけどニッチョ世界だと思った。
    本州の鹿、そして山クジラこと猪の狩猟について書かれているが、低山の樹林の中、落ち葉に足を滑らせそうになりながら音を立てず忍び寄って行くそんな雰囲気を想像させてくれた。
    その後北海道に移住される由、続編も出るのかな?

    ウリ坊のいる母猪や手負いの猪が向かってきた時の危険な体験なども読みたかった。

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    2020年11月17日