武重謙のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
武重謙『山でクジラを獲りたくて 単独忍び猟記』ヤマケイ文庫。
2017年度の猟期から2年間に亘り、神奈川県丹沢山中に足繁く通い、失敗と成功を積み重ね、学んだことをまとめた記録である。
全27編の『単独忍び猟記』の他、『単独忍び猟具考』『わたしの単独猟の始め方』『単独忍び猟の基礎知識』を収録。
なかなか面白く、著者が狩猟と向き合う真摯な姿勢に感動すら覚えた。
著者は、山クジラ、山鯨、つまりイノシシを自らの手で仕留め、食したいという願望から銃猟を始める。しかも、巻き狩りとは対極にある単独忍び猟という方法を選択するのだ。
最初こそはシカを仕留めていたが、次第に山の歩き方や獲物のトラッキング技術を学び、念願のイノシシを仕留める。
野生のシカやイノシシを食べられるとは羨ましい限りである。自分の住む田舎にもイノシシが出没し、付近の農家では電気柵や箱罠で農産物を食害から守っている。たまに箱罠でイノシシが獲れるのだが、放射能汚染で食べることが出来ず、町は1頭2万円の害獣駆除費を払うだけらしい。
今の土地に移住して2年になるが、イノシシの気配は感じる時はあるが、目撃したことはなかった。しかし、先日、会社の帰り道で道路を横断して来た真っ黒で丸々と太ったイノシシに遭遇した。
定価1,430円
★★★★