ジョージ・エリオットのレビュー一覧
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心理描写等ジェイン・オースティンから多くの影響を受けているところもあるだろうが,それよりもさらに地域社会の観察に特化した書と言える。人々の変化はそれなりに大きかったが地域としての変化は少ない,と感じたことは覚えておく。訳者については,解説にある「〈分別〉と〈多感〉」という視点が興味深い。Posted by ブクログ
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ドロシアとリドゲイト、2組の夫婦の変化。ドロシアは未亡人となりラディスローとの恋の障害に、リドゲイトとロザモンドの愛のない生活に目が離せない。
眼が離せないことは他にもあるが特に後半不穏な空気に囲まれたバルストロードにヤキモキする。
解説の人物相関図は頭の整理に役だった。Posted by ブクログ -
人間性は悪くはないけれど,フレッドのいい加減さにげんなりし,うまく行っているような人々も何かしら綻びが見え,うまく行ってない人々はこれからどうなるのかと嵐の予感にはらはらする.ほんと面白い.Posted by ブクログ
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2019年「ジョージ・エリオット生誕200年」や、「偉大なイギリス小説100第1位(2015年BBC)」という帯に惹かれて読み始めました。
1巻を読み終わるのに、かなり時間がかかってしまった。2〜4巻をゆっくり読んでいきたい...Posted by ブクログ -
宗教や社会階級や個人の生きがいや結婚問題,生活のすべなどがミドルマーチという架空の田舎町を舞台に繰り広げられていく.誰が主人公でも面白い人物造形と丁寧な心理描写で物語世界にどんどん引き込まれていった.まだ1巻目なのでこの先の展開が楽しみである.Posted by ブクログ
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映画を見るような小説である。会話も多く、登場人物も多い。単なる恋愛小説ではない。登場人物の金持ちの老人が死亡するところで終る。最初のページの主な登場人物の欄で大体のあらすじは、わかる。Posted by ブクログ