奥山清行のレビュー一覧

  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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    なんとなくタイトルに惹かれて手に取った一冊だったが、予想以上に読みやすく、気づけば一気に読み終えていた。本書は、誰もが知るフェラーリのデザインの裏側だけでなく、イタリア人のものづくりの精神や働き方、そして美しいものを生み出すための哲学を丁寧に教えてくれる内容だった。

    特に印象的だったのは、「美しいものは正義」というイタリア人の価値観だ。フェラーリの造形美の根底には、この“美を最優先にする姿勢”があり、それがブランドとしての唯一無二の存在感を生み出しているのだと強く感じた。また、イタリア人が安い給料の中でもお金を貯めて高級ロングコートを買い、年齢を重ねるごとに丈を調整しながら大切に使い続けるという話も心に残った。これは単なる節約ではなく、「美しいものを大切にし、長く付き合う」という文化そのものだと思う。

    さらに、「デザインのアイデアは手から生まれる」という言葉は、クラフトマンシップの本質を象徴しているように感じた。頭で考え込むのではなく、実際に手を動かすからこそ形が見えてくるという考え方は、ものづくりに限らず、どんな創作にも通じる普遍的な真理だろう。

    フェラーリが高額である理由も、単なるブランド価値ではなく、こうした哲学・文化・職人技が積み重なっているからだと理解できた。単に「車」としてではなく、ひとつの「芸術作品」としてフェラーリを見ることで、その価格への納得感が一気に深まった。

    本書を読んで、イタリア人の“美と生きる”姿勢に触れ、ものづくりへの敬意がいっそう強まった。手を動かしながら美を追求する彼らの生き方は、日々の仕事や表現の仕方にもヒントを与えてくれるように感じる。読後には、美しいものに向き合う時間をもっと大切にしたくなる、そんな余韻が残った。

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    2025年11月20日
  • ビジネスの武器としての「デザイン」

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    面白い本というのは、引っ掛かりがなく、サクサク読み進められるので
    あっという間に読み終わってしまう。
    本書もその様な本で、「デザイン」を思考ベースの主軸に置いている自分にとって
    (職業としているということではない)こんなに面白い話はない。

    著者は、もともとフェラーリの車体デザインをした人で
    プロダクト系の人だが、ブランディング、マーケティング
    はては収益が見通せるようなビジネスデザインなど一通りをひっくるめた
    「問題・課題解決が出来る」「その道具としてデザインを使う」方なんですね。
    グラフィック系で言ったら、佐藤可士和氏とか水野学氏とかが
    近いんじゃないかと思う。

    もともと、ブランディングや、マーケティングの事を知りたくて
    書店のビジネス書の棚で見つけたのだが、
    そういった内容の基本的な事も出てくるし、またその話も面白くとても参考になった。
    デザインに関わる人間は必読書。
    著者の他の本も手に取りたいし、
    本書も近いうちにもう一度読み返したい。

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    2020年02月17日
  • 100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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    1.アメリカ人よりアメリカっぽいデザインを体得した話。R東京の馬場さんの話に通ずるところがあった。デザインは、体育会系だと。質を追うよりひたすら数を出せと言う。億劫がらずに体を動かせ、現場に行け、手を動かせと言う。

    2.デザインは言葉
    明確な方向性を簡潔な言葉で言語化し、共有することがデザイン。長い企画書を書いても、伝わらないものは伝わらない。

    3.中規模生産を目指せ
    ここが本書で一番心に残っている場面だ。
    日本は大量生産と個別生産は得意だが、意外とこ200個作るノウハウを持つところが少ない。著者の夢は、日本に小規模生産を根付かせること。イタリアの有名ブランドは全てこの方法でつくっている。

    4. イタリアもかつては大量生産に勤しんだ時期があった。しかしそれでは儲からなかったので、ブランド力とデザイン力を武器に高価格帯にシフトした。イギリスも同じように、それを真似した。

    5. 世界最高のコンパクトカーヴィッツと、
    BMWが再設計したニューミニ。
    価格差は3倍。ヴィッツは利益が一台あたり3万円ほどという。著者は、その状況に嘆くのではなく悔しいという感情をあらわにする。

    クリエイティブにあり続けることの秘訣として、
    はじめての編集の最後にも書かれていた、歴史の中で自分がどういう文脈の上にいるかを理解することが大事だという。

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    2014年02月06日
  • 100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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    フェラーリやマセラティ、秋田新幹線のデザインを手がけ、最近はヤンマーなどでも活躍する世界的デザイナー、奥山清行。

    奥山氏によるこの本は、デザイン論にとどまらずクリエィテブな目を通じての、日本人や欧米人の働き方の違い、これからの物作り、新しい都市の構造論と幅広い。

    驚いたのは日本人は世界的に見て、団体力では劣り、個人力で勝っているという彼の持論だ。
    確かに日本のホワイトカラーの労働生産性は欧米と比べて低い。その一方で一人世界に飛び出し、活躍している日本人は増え続けている。

    柔軟性を失った組織に絡め取られた個人が、力を発揮できない世界、それが今の日本なのかもしれない。そう思わせる記述は本書の中に至る所で散見される。

    一人世界に飛び出し、世界相手に活躍してきた奥山氏だからこそ、見えてきた真実なのであろう。
    努力さえすれば理想の自分になれる。現実にそれを成しえた奥山氏だからこそ、この本人の言葉に重みを感じる。

    優れたデザイン性を軽視していては、これからの商品開発は成り立たないだろう。
    デザインの本質とは何か、を知ることができる貴重な本である。

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    2013年09月28日
  • 100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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    奥山さんの熱量が伝わってくる、とてもいい本。議論ができない、時間軸を持てないとかは自分もそうだなと思って反省する。日本人の相手の気持ちを察する力が成功要因というのは面白かった。むしろネガティブな要素のように感じてた。

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    2013年09月05日
  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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     エンツォ・フェラーリを設計した日本人奥山氏の、ものづくり考。欧米で働き、日本での雇われエンジニアの経験がない氏独自の視点で、比較論を述べる。
     まず、イタリア気質というものが、想像しているものと大きく異なっていた点が新鮮だった。効率からはほどとおい、「ゆるい」人たち?とか思ってしまっていたが、全然違うということに驚いた。そして主張を戦わせ、かつモード切替が巧みなことなど、欲しい気質がそのまま。
     ついで、「人よりもの、集より個」と表現する氏のエンジニア観にも共感するところ大。普段の仕事等でイライラする理由の一部について喝破してくれたかのような気分。無論、そのまま氏の価値観が日本で通用、というわけではなく、独自のアレンジと試行錯誤が必要だが、少し発想を変えた取り組みができる予感がしている。予感だけで終わらせないようにしたい。

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    2013年07月25日
  • ビジネスの武器としての「デザイン」

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    借りたもの。
    今、日本で話題になっている「デザイン思考」の本質が理解されていない事に警鐘を鳴らし、丁寧に解説。
    日本社会、日本人に伝わりやすい「デザイン思考」の本。
    デザイン思考に関する本はたくさんあるが、翻訳だとどうしても日本の社会の空気感に合わない。
    それをこの本は日本の社会や企業風土に合わせた言葉、実際の日本製品も紹介して、解説している。

    “デザイン”の定義から見直す。
    「図案・意匠」という意味からクリエイティブに携わる人間の専売特許というイメージの“デザイン”を、「設計」という意味がある点からも、ビジネスマンにも必要なツールとして理解してもらう、今後より重要度が増すことを説いている。
    特に日本人のクリエイター、ビジネスマンはその“デザイン”の言語化を不得手としているため、組織内で共通認識を構築しづらい、できていない事を指摘。
    言語化することでコンセプトができ、話し、聞いて、ディベート(議論)し、結論を出す。それが「設計」。それから、手を動かす。

    日本のブランディングの問題点も指摘している。
    日本がラグジュアリーブランドが作りにくいことを生産構造から指摘しているのは、目から鱗だった。
    その理由が、ブランディング力不足であるという事も。
    ブランド製品に「ウォンツ(期待)」を持たせ、それを満足させるという「約束」――顧客が求めるものに応える――ということは、顧客の求めるものを何でも与えるという意味ではない。それはブレてはいけない。

    こうした過程、手順…もっと言ってしまえば教育の観点からも、日本の社会風潮そのものに問題があることに苦言を呈している。同感。

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    2022年05月08日
  • ビジネスの武器としての「デザイン」

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    ネタバレ

    広告代理店 
     形がないものに値段をつけて売る

    デザイン思考
     課題そのものを見つけるところから始めて
     ビジネスにつなげる(ジム プラマー博士)

    非連続のイノベーション

    ○What 言葉のデザイン(セルジオ ピニンファリナ)   :言葉を通してコンセプトを選び出す
         →議論力
    ×How  形のデザイン

    デザイン×コンサルティング

    ○Wants 潜在的な需要 :顧客と市場の創出
         →どれだけ生の声を聞いたか
    ×Needs 顕在化した需要:安いほど良い

    プレミアムコモディティ
     バルミューダ
     apple
     dyson

    ラグジュアリー
     声がかかるのを待ち、買わなければならない
     価値が上がる、次世代に渡せる
     フェラーリ
     エルメス
     パティックフィリップ

    ブランド =価値の提供を「約束」

    フェラーリ
     3000人中600人をF1に

    ブランドは単品では成立しない
     フェラーリの売上げの17%がマーチャンダイズ
     ミニカーの利益率のほうが実車より高い

    フラッグシップ
     売上や利益にとらわれてはいけない
     象徴としてのイメージ戦略、ウォンツを刺激
     社内に向けた効果、優秀な人材の確保
     ストーリー、ヘリテージ、創業地、歴史

    SEIKO Prospex
     右手に保険でつけるダイバーズウオッチ

    現場で
    五感を働かせマーケットリサーチデータに向き合う
    極端なサンプルにイノベーションのヒント

    Ideation アイデエーション
     頭の中のアイデアの断片を自分の手で紙に絵を描く。
     自分の頭で思いついている範囲の思考を超える。

     幸運は用意された心にのみ宿る(パスツール)

    ブレストは5人
    定期報告会のムダ
    議事録を自分で書く
    主張よりも聞くこと
    刺激的な質問を投げかける
    本当に伝えたいものを物語に焦点を当てプレゼンに臨む

    顧客との接点
     どこで最初に?

    JR四季島
     ラウンジで旅の始まりと終わりにイベント
     100億の開発費
      調度品の販売

    インキュベーション プロジェクト
     2割は依頼されていなことに時間を割く
     大企業でないからこその小回り
     ある程度の多様な経験、様々な角度と視点から眺める

    横軸を通す=ビジネスデザイン

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    2020年01月12日
  • 100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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    『100年の価値をデザインする』
    世界的デザイナーが様々な視点から日本の問題を取り上げ、解決策を提示している。
    印象に残ったのは以下4点。

    p58・59
    議論をできない人はデザインができない。
    絵を描く前に言葉でコンセプトを決めて、それから絵を描きなさい。

    p90
    喧嘩をしてどういう結果になることを望むのか、そのビジョンも見込みもないままに、日本人はいきなり喧嘩を始めてしまい、落とし所を見つけられずに変な方向に議論が曲がっていってしまう。

    p187・188
    メーカーが利益を上げられるのはニーズ商品ではなくワンツ商品だ。
    今、日本の国産製品にあなたが身悶えするほど欲しい物があるだろうか。

    p213

    欧米の町並みは、多くの日本人が憧れてカメラを向けるが、その景観を維持するためにどれほど個人の権利が制限されているかを想像する人は少ない。

    本書を読んで、日本人は察する事が得意でも言葉に疎い種の人であること、保守的になるがあまりにワンツに対応できないことが欠点であることを学んだ。

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    2017年03月16日
  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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    日本人で珍しく?世界の舞台で活躍しているデザイナーから見た、海外の企業の考え方・働き方や"クリエイティブ"に対する考え方が述べられている。イタリアの企業について述べられている本も多くないため、その点だけでも読んでいて面白い。

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    2016年03月21日
  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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    子供の頃から憧れた山形の誇り奥山氏の一冊。デザインの在り方、デザイナーの考え方や、日本とイタリアを中心とした世界のものづくりの違いについてよくわかった。

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    2015年12月31日
  • 100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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    ネタバレ

    「モダン、シンプル、タイムレス」
     5年かけてつくり、10年売り続けるためには複雑ではもたない。
     たくさんの中から選ぶからいいものが出てくる。

    「言葉でデザインする」
     言葉は考えを具現化する。
     言葉によるコンセプトを具現化する視覚的なものが追従する。

    「ハレとケのデザイン」
     日本にはケのデザインがない。
     よそ行きの服装はいいが、普段着はダサくなる。
     その矛盾に気がつけば、日本全体のデザイン力が高まる。

    「問題は単なる変化に過ぎない」 
     いまは、新しい産業革命と捕らえるべき。

    「ブランド化の極意」 
     成功しているブランドは、具体的なライフスタイル全体を提案して訴求している。

    「自分のつくっているものを使いなさい」
     現在危機にあるのはフェラーリ。設計者たちはフェラーリに乗っていない。
     圧倒的にお客さんのほうが情報量が多い。
     カーディーラーはコーディネイターとして「ものを語るな」と指示されている。
     この閉鎖的状況を打破しないと日本は沈んでしまう。

    「片っ端から疑う」
     クリエイティブになるための第一歩は疑うこと。
     真似は借り物の文化。マネではなく、盗み、自分のものにする。

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    2014年03月18日
  • 100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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    競争の激しいデザインの世界において第一線で活躍する著者による、建設的な日本人論、日本社会論。

    デザインは言葉から生み出すと述べているだけあり、言葉遣いがうまく非常に簡潔で読みやすい。
    そして何より自らの体験、実感をもとにした、日本人や日本社会への洞察、指摘が極めて的確であると感じた。

    一例を挙げれば、日本は高度成長時代から「たくさん作ることはいいことだ」と思い続けてきており、現在もそこから脱し切れず、中国や東南アジアと過酷なコスト競争を行っていると筆者は考えている。
    それに対し、筆者は1台でも1万台でもなく200台作るもの(クルマ)を売れ、と指摘する。
    1と1万というオールorナッシングな思想から脱し、高付加価値でありながら、コモディティ型の要素も持った商品の開発が有効だと考えているのだ。

    まさに、日本がものづくりを活かして世界の競争の中で生き残って行くための道であると、自分も共感するところである。

    また一方で、デザインに関連して「日本語の語彙を減らせ」との指摘は新しい発見であった。
    自分は言葉を使って考えをまとめ、それを他者に伝えることが好きであり、また評価されることが多く意識している部分でもある。
    しかし、語彙を減らそうと意識したことは無かった。
    筆者の指摘は、英語やイタリア語がシンプルな言葉でコンセプトをズバッと伝えることに適しているのに対し、日本語はファジーな語彙が多く、言葉遊びになりがちであるということだ。

    そこには日本人の論議力の不足も関係していると筆者は指摘するが、自分や周囲を見ても身に覚えがある。
    まずは言葉遣いと論議力を自分の強みと出来るよう、努力して行きたいと思う。

    筆者の指摘する日本人の強みの「個人力」を高め、弱みの「団体力」を克服したホワイトカラーを目指して行く。

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    2014年03月02日
  • 100年の価値をデザインする 「本物のクリエイティブ力」をどう磨くか

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    ものづくりとは何か、考えさせられる。落としどころを考えずに喧嘩するな、とかかなり実践的な示唆に富んだ本書。技術を持ったブルーカラーこそが生産力を持ってる、とは励ましになるがプレッシャーにもなる。デザインを通して世の中を変えようと考える筆者の発想力とビジョンにはただ圧巻。

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    2013年11月21日
  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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    薄い本だけど中身は濃い!デザインとデザイナーの仕事について分かりやすく紹介してます。イタリア人のイメージがちょっと変わりました。奥山さんといい奥田シェフといい山形県は人材豊富だね

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    2011年11月07日
  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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    ネタバレ

    四面楚歌の海外で働いてきた著者の言葉に本物の重みを感じた。
    かなりの苦労があったのだろう。
    それを乗り越えて来た自負もうかがえる。
    そして、これからの日本の活力のヒントが見えた。


    以下メモ

    言語によって思考は変わる。
    議論が個人攻撃になるのは日本人の悪いところ。
    あくまでも仕事の内容に対してのものと捉えることが大事。
    そして適度なところで抑えることも。

    イタリアは繋がりの国。
    友達になればいろいろと便利なことも。
    階級制度が色濃く残っており、
    生まれた環境によって、あきらめている。
    しかしその中で楽しく暮らす特性がある。

    物を大切に扱う。ブランドは購入プロセスと所有の満足。

    イタリア人は基本的にコンサバ。
    イタリア料理しか食べない。
    これが最高なんだから、それでいいだろう。という考え方。

    ワインはランチでも飲む。
    コーヒーもこだわる。ただし、砂糖を入れる。

    イタリア人はやはりマザコン。
    就職しても2年はインターンシップでただ働き。
    初任給の手取りも7万円しかないから、
    35歳ぐらいまで家にいて、母親の手作り料理を食べることになる。

    地方都市がそれぞれの先端として機能。
    海外との接点として地方都市が立っている。

    ピニンファリーナの会長の言葉
    「美しいものは正しい」に哲学がある。

    シンプルなデザインこそ、手間がかかっている。
    極めればシンプルになるという真理。

    コミュニケーションによって求めるものを見抜く時代。
    良いものの基準が多様化し、作っていれば認めてもらえる時代は終わった。

    フェラーリは限定モデルの販売方法でブランドをつくり、ロイヤルカスタマーをつくっている。
    ブランドを守るために顧客を選び、最大限の満足を与えている。

    マニュアルが無くとも使えた日本の製品がマニュアルが無いと使えなくなってしまった。
    Appleにお株を奪われたSONY。

    これからの企業はクリエイティブクラスの育成が鍵。
    作るだけではなく、創り出すということ。

    地元山形でのカロッツェリア的な取り組みとして、バイオマス燃料のペレットを使ったストーブが面白い。
    それが都心の青山で使われているのも面白い。

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    2011年06月01日
  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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    ビジネス書というよりは自伝に近い。
    そのせいかまとまりがなく冗長な感じがしましたが、奥山さんのモノづくりに対する情熱が伝わってくる良書です。
    やっぱり奥山さんはかっこいいです。

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    2011年08月17日
  • フェラーリと鉄瓶 一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

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    ネタバレ

    『デザイン』という言葉に興味があり、ビジネス書が好きな方におすすめ。

    とにかく、随所に、今、時点でのビジネスや社会問題に対する意見、提案、そして、実行できる文章がちりばめられている。

    タイトルから、なかなか、車好きな以外には、手にとられない可能性があると思われるが。

    そして、やはり、机上で、考えているだけ、部屋にこもってパソコンに向っているだけでは、だめだなと。手を使う、足を使う、人と話す、そして行動することの重要性が伝わってくる。

    組織のピラミッド構造の部分で、総理大臣はほぼ様々な分野について素人だが、なぜ、重大な決断、判断ができるのかなどは、今、日本が抱える問題について予想して書いたようで、興味深い。

    そして、好きということがあれば、それを徹底的に追求するということの凄さを感じた。

    僕も車が好きだが、著者の好きにくらべたら恥ずかしくて、車が好きなんていえないな。

    読みやすい文体で、一気に読めます。

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    2011年04月13日
  • ビジネスの武器としての「デザイン」

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    スタイリングではないデザインの使い方、その意味を、著者の経験・事例からわかりやすく論じてくれている。 特にニーズとウォンツの整理はわかりやすく、腹落ちができた。

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    2024年06月29日
  • ビジネスの武器としての「デザイン」

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    仕事をするうえで忘れてはいけない本質が詰まったような本。マーケティングやデザインシンキングに力を入れたくて読んだけど、どんなビジネスパーソンにも刺さりそう。商品や企業の例が織り交ぜられてるのも分かりやすかった。ただ、ここが痺れた!何度も読み直したい!とまではならなかった。

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    2021年04月10日