羽馬千恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ虐待の被害者の方や精神疾患を患った方(患っている方)の手記や体験談は本当に貴重だと思います。
確かに、著者の羽馬さんもフラッシュバックや解離を起こしながらの執筆だったということもあり、事実がリアルに書かれています。
そのため読んでいて辛くなることもありますが、執筆という作業を通して『過去を整理できている』と羽馬さんが感じているところに少し救いを感じました。
心の傷って一生背負っていくものだと思います。
もちろんみんななんらかの傷があるものだとも思います。
傷の深さや痛みを比べるのではなく、受け入れた上で認め合える、互いに癒せるようなそんな世の中になるといいのにな、と思います。 -
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購入済み
何度も泣きながら読みました
私が日頃から感じていた、この冷たい世の中への想いが明瞭な言葉で、何より揺るぎない体験に裏打ちされて綴られています。
私、本当は、子どもを……いや、人間を愛さない人なんて、ごくわずかしかいないと思っています。
だけど今そんなことを言えば毒親の下で辛い思いをされている方たちに猛烈な批判を受けます。当然だと思いながらもずっとこの構図に違和感がありましたが、この本を読んで腑に落ちました。人間の感情が恐ろしいほど複雑であることを、もっと多くの人に気付いて頂きたいと思います。
素晴らしいと感じたのは最後の一言。「何度失敗してもやり直せる社会を、一緒に作っていきましょう」
どうしてこの国は、人々は、 -
Posted by ブクログ
これまで読んだどの「虐待本」よりも
勉強になりました。
この本が優れていると感じたのは
タイトルにもあるように
「虐待サバイバー」つまり
子供の頃に虐待を受けた
大人の被虐待体験者こそ援助が必要である
という視点でした。
千葉県野田市で父親が心愛ちゃんを
虐待し死亡させた事件についても触れられ
ています。
悲しく許せない事件ですが
マスコミ報道や世論の意見に疑問を持つ
著者の視点には考えさせられました。
しかし、よく生き残ったなあ。
読みながら、心が苦しくなって
途中で何回もため息をつきました。
1番凄いと思ったのは
まだ後遺症に苦しみながらも
過去の自分と向き合い、何よりも
母親と向 -
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Posted by ブクログ
キツイ…
虐待のところを読むのがキツかった
母親も父親から虐待を受けていて連鎖していて
連鎖を断ち切ることはできたであろうが
トラウマであったり、そんな環境にいたからか
同じ繰り返しをしてしまうのか…
最近、子供の虐待などで亡くなってしまうケースがあるが
亡くなってしまったから、表沙汰になっただけで
知らないところで同じような虐待があると書かれてて
ハッとした。
作者さんは、よく自分の経験を書けたなと思う。
こんな体験書いてたら思い出して気が狂いそうになる。
母親とは書くことによって、連絡を取り合うことができたとなってたが
それもすごい。
母親も母親で旦那からの娘への虐待を庇えば庇うほど -
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Posted by ブクログ
子供の頃のトラウマが大人になって及ぼす影響。
子供の頃は守られず、大人になれば突き放される。
虐待の連鎖。支援は早めの方がいい。でないと周りの人が受け止められない。
こういう手記を読むときょうだいからの話もききたくなる。
妹さんが暴力を受けていたかはわからないが、4歳からネグレクトの妹さんは著者のような幼少期の幸せはあったのだろうか。
どちらが不幸度が高いということではない。
愛着障害について、女性は距離感に敏感でトラブルにはならなかったとあったが、依存しきった女性の先輩は受験に失敗している。
年配ではないからか、先輩が許してくれたからトラブルには入れてないのだろうか。 -
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