森口佑介のレビュー一覧

  • 自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学
    2020.5 記。

    日経書評欄に載っていたのでミーハーに読み始めた。

    ざっくり、「ガマンする力」と「やり抜く力」(グリッド?)は表裏一体で、それらを総称して「実行機能」と心理学領域では呼んでいるらしい。
    実行機能=「目標に向かって自分をコントロールする能力」。

    面白く読んだのだが、読む前に想像...続きを読む
  • 自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学
    実行機能の発達
    ブレーキが後から発達
    アクセルが突出する思春期
    具体的な実行機能の鍛え方?
    ⇒テニス経験と実行機能の関係という論文が面白そう
    素質よりも環境
    虐待と実行機能

    話題が豊富で,特に親が知りたい(ような)具体的な育て方や環境と実行機能について,そんなに専門的な内容に掘り下げないので読みや...続きを読む
  • 自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学
    目標を達成する力「実行機能」の発達と育成について書かれた本。
    筆者は実行機能研究の専門家なので、記載されていることに対する科学的な正確さに対するこだわりと謙虚さが好ましく感じられた。
    ただし、実行機能の大切さは分かったが、それを育成するためのコツは一般的だなぁ…という印象であった。
    しかし逆に今の幼...続きを読む
  • 10代の脳とうまくつきあう ――非認知能力の大事な役割
    実行機能の代表的研究者が当事者にQ&A形式で語る「非認知能力」のおはなし。まず1章と7章を読んで,気になるトピックがあれば2~6章を読んでいくといいのでは。高校生対象の出前講座とかで出て来そうなQ。いや出前講座とかでQが出ることはあまりないな。10代らしい悩みは発達に伴う自分の自由意志では統制できな...続きを読む
  • 自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学
    子育てにおいて非認知能力という言葉が重要視され、様々な関連本が出版されていますが、この本では、発達心理学の専門家が、現時点で有効とされている研究データや論文を基に解説しています。それ故に断言する言葉遣いが少ない印象でした。
    子育てに「成功した」方の体験談に基づく本も良いのですが、こちらの本は冷静且つ...続きを読む
  • 10代の脳とうまくつきあう ――非認知能力の大事な役割
    データや文献などをもとに、10代から寄せられた質問に答えていくという方式。説得力はあるが、結局、以前から一般的に言われていたことを実行しなさいということであった。
  • 自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学
    非認知スキルの基本的なところ

    ①虐待や体罰など、子どもに悪影響になるようなことは絶対に避ける
    ②子どものことをしっかりと見つめ、子どもとの関係性を大事にし、安全で安心した生活ができるよう環境を整備する
    ③子どもの力を信じ、親が先回りせず、後ろから支える
    ④しっかりとした生活習慣を築かせる

    子ども...続きを読む
  • 自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学
    <目次>
    はじめに
    第1章  実行機能とは?
    第2章  自分をコントロールすることの重要性
    第3章  実行機能の育ち方
    第4章  自分をコントロールする仕組み
    第5章  岐路となる青年期
    第6章  実行機能の育て方
    第7章  実行機能の鍛え方
    第8章  非認知スキルを見つめて

    <内容>
    「実行機能...続きを読む
  • 自分をコントロールする力 非認知スキルの心理学
    非認知能力、わけても実行機能が重要であり、これこそが自分自身をコントロールする源であるとの論が展開されています。また、実行機能だけでは十分ではなく、IQなどをはじめとする認知能力との両輪となってこそ、だとも。
    野球やサッカーなどのスポーツにたとえるなら、チームをひとりの人間と見立てると、個々の選手の...続きを読む