迫田さやかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夫婦をめぐる格差を論じた本
格差を論じる切り口が新鮮でおもしろい。パワーカップルとウィークカップル。
女性が働く環境は、欧米に比べてまだ整っていないといわれるが、日本においても女性の社会進出が加速的に進行している。
その中で、稼ぐ女性が出現している。例えば、女性医師、一昔前では、10%前後にすぎなかった女性医師は、今や20%前後。法曹にしても、女性研究者の割合にしても同様に増えている。
この本で興味を持ったのは、収入の高い女性が、結婚相手に選ぶどのような男性を選ぶのかということ。
例えば、男性医師の配偶者の職業は、
医師22.9%、医療従事者36.5%、その他38.8%
に対し
女性医師の配偶者の職業は
医師67.9%、医療従事者6.4%、その他25.0%
と圧倒的に同じ職業の意思を選ぶ割合が多い。
理由は様々なものがあるが、男性の理解を得られるかどうかが大きく、同じ職業を選ぶのだろう。
1人が稼ぐ収入よりも、2人で稼ぐ収入の方が多いのはあたりまえ。
人それぞれの価値観は違うので、収入の面だけ見ても幸せとは限らないが、
収入に関して言えば、稼ぐ男女のペアが増え、持てる者持たざる者の構図は一層加速してくのではないか。
そんなことを思わせる、格差本でした。
また、結婚とは何か。愛情が芽生えることが結婚のきっかけと信じられているが、学説として「相補説」「類似説」がある。お互いの違う点を補完できるような組み合わせか、資質の似た者同士の夫婦がうまくいくなど。 離婚の調停の種類なども。
普段は手に取って読まない内容が入っていたので新鮮でした。