笹谷秀光のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
紙の書籍にて。
ページ数も少ないし、薄っぺらい内容かな…と思いきや、大切なことがわかりやすく網羅されていてよかった。
SDGsについてサラッと知りたい人はこれで十分かも。
SDGs関連の本を数冊読んでいる私には、図を使ったおさらいのようで、他の書籍で得た知識を頭の中でまとめるのにとても役立った。
図ならではのインパクトもあり、
例えば「エコロジカル・フットプリント」。
「世界人口がその国と同様の生活をした場合に必要な地球の数」が図で示されている。
世界人口がみんなアメリカ人の生活をした場合、なんと地球5個分の資源が必要。
日本だと2.8個分。
世界平均でも1.7個分…。
え、地球足りない…。 -
Posted by ブクログ
SDGsが事業や会社経営に繋がる、ESG・CSR・ISO・CSV等。それらの内容、関係、そして意味することがわからない。著者は官庁・民間企業・教育研究機関をで勤務して、その経験を101の問答形式で解説する本書。説明は非常に丁寧でわかりやすい。SDGsに基づくルール作りにも事業にも参画できない危機感がある。この手の取組みは日本は苦手。ことばの意味をきちんと整理して、今までの日本での取組みを整理するとCSR→ISO26000→CSV→SDGsが世界へのキャッチアップへの早道になりそうだ。本書はSDGs解説本の中でも最適なものである。単なるQ&A書を超え事業や経営実践での教科書であり、また仮
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Posted by ブクログ
⑦共通言語の使用と目的の共有
筆者はこれが最も重要だと思う。SDGsは、世界193カ国の合意のもとで策定されたことから、世界の共通言語としての性格を持つ。
(引用)Q&A SDGs経営、笹谷秀光著、日本経済新聞社、2019年、26
「まだまだ先のことだな」と思っていたが、本書を読んで、「あぁ、あと10年か」という思いに至った。その思いとは、国連が提唱する持続可能な開発目標、いわゆるSDGsの目標年次が2030年とされており、あと、10年しかないということだ。
外務省のホームページによれば、「持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継と