ジャック・シムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
嫉妬、妬みなど、良しとされない感情を利用して、家庭にトイレを設置するムーブメントを作る。
政治家や宗教家に働きかけてムーブメントを作る。
「WTO」というトイレ協会を作るなど、ユーモアを取り込むことで人の注目を集めて、ムーブメントを作る。
韓国の政治家が、この活動を横取りしようとしたときには、「結果的にムーブメントが広がるならそれで良い」と反論せずに沈黙を守る。
とにかく、ムーブメントを作るための活動が上手!!
そして、それらのためにうまく人を利用する。
どうしても、「自分が◯◯をする」を頑張ってしまうけど、自分がするのではなく人にしてもらうため、人を巻き込むために何をするか?目的のためには何 -
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脱帽! シンガポールの篤志家、”ミスター・トイレ」ジャック・シム氏による
トイレ普及による、全世界に向けて、衛生問題を提起した本
世界で最も多い質問は、「トイレはどこですか」
最大のタブー「トイレ」に挑戦
WTO(世界貿易機関)≠世界トイレ機関
だってめだつから
日本には、あたりまえのようにあるトイレは世界では不足している
トイレがあれば
⇒ 安全な水が飲めるので、入院患者が半減する
⇒ レイプが少なくなる
⇒ 下痢でなくなる乳幼児がすくなる
水洗トイレは世界でもっとも安い薬だ
構成は次のとおり
はじめに
1 くさいものにフタをせず、笑いに変える
2 ストーリーをトイレを広める
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Posted by ブクログ
<目次>
はじめに トイレに着地するまで
第1章 くさいものにフタをせず、笑いに変える
第2章 ストーリーを使ってトイレを広める~クソみたいな感情を肥料に美しい花を咲かせる方法
第3章 世界ウンコ情勢
第4章 社会の糞詰まりを治す~40歳から社会起業家に
第5章 国連で「世界トイレの日」が制定されるまで
第6章 水に流してはいけない話~社会課題をどう解決するか
第7章 クリーンな社会に向けて~フェミニン・ソサエティのすすめ
<内容>
シンガポール出身の社会起業家による、世界にトイレを広める話。分かりやすく書かれている。しかしそれ以上に分かりやすいのは、起業家とし -
Posted by ブクログ
日本のトイレは綺麗で機能的で素晴らしい。
世界ではまだたくさんの人たちが清潔なトイレを使えず(または使わずに)いる。
貧困のせいだったり、トイレを使わないという慣習のせいだったり理由は色々あるが、清潔なトイレを使わないことが原因で衛生状況が悪くなり、下痢や病気で命を落とす人が多い。
その環境を変えようと、世界をトイレに関心向けさせようとして、世界トイレ協会を設立したり、国際会議を開催したりして活動している人の活動の話。
トイレやうんこの話をタブーとせず、笑い話にして世界中に広めた方法や、設立までの苦労や活動中の苦労なども赤裸々に書かれていて面白い。
韓国にアイデアを横取りされそうになった話には