寺部雅能のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
量子コンピュータで世界がどう変わるか知りたい人におすすめ
【概要】
●1章 量子コンピュータを取り巻く世の中の動向
2章 量子コンピュータが何か
3章 自動車業界および製造業の未来がどう変わるか
4章 量子コンピュータで変わる未来の展望(13の企業から)
5章 新しい分野でどうイノベーションを起こしていくのか
【感想】
●量子コンピュータのことが細かく丁寧に書かれている。
しかしながら、自分で納得いくところまでは理解できなかった。
説明されている内容を読んで更問いが生じるからである。
したがって、他の本も読んでみてまた読み直せば理解が深まるかもしれない。
●情報は2019年時点のものであるので、新しい本で情報をアップデートさせる必要がある。 -
Posted by ブクログ
量子コンピューターは間違いなく「いつか来る未来」だ。一方で研究を超えた商用化という観点からすると、量子コンピューターはまだまだ実現が遠い存在である。昔は50年後といわれていたのが、今は曲がりなりにも動いているのがすごいのだけど。
本書はその量子コンピューターの現状と、日本での研究・利用段階を、実際に利用しているデンソーの研究者がメインとなってまとめたものだ。最初の章で理論的な説明を行い、次の章では実際に研究が行われている色々なテーマが紹介されている。
ある程度量子コンピューターの知識を持っている人には、第1章の内容はやや物足りないだろう。一方で、量子的な振る舞いについての知識がない人には、理解が難しいに違いない。現在使われているコンピューターとの比較のためには原理的な説明が大切なのだが、理解へのハードルはかなり高い。
実務家にとっては応用可能な問題を理解することの方が大切なので、第1章よりも第2章のほうが面白いだろう。自分も、思ったよりもずっと日本での研究は厚みがあるのだな・・と感じた。うまく設定すれば、組み合わせ最適化問題と解釈可能な課題は多いので、クラウドで安く利用できるようになれば、まだまだ応用例は広がるだろう。 -
Posted by ブクログ
量子コンピュータそのものの説明もありつつ、結局のところ何の役に立ちそうなのかという点を深堀りしている。
その姿勢は様々な企業へのインタビューからも浮かび上がってくる。
アニーリングについては「量子コンピュータもどきでしょ?」みたいな評判もあるが、本書で書かれていたようなサンプリング用途、最適なものを一つではなく最適解近傍を複数もつというやり方はなるほどと膝を打った。
エンジニア向けとしては最近出たMDR湊さんによる本が大変わかりやすかったが、
本書はさらに「エンジニアじゃなくても量子コンピュータの価値を理解できる」というところまで踏み込んだ感がある。