アマサワトキオのレビュー一覧

  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    この年刊、今年もメランコリア/道満晴明がはいっていたりで、自分の好みと結構あっていてお得感があり、毎年読んできましたが、12冊めの今回で終了とのこと。残念な気もしますが、12年も続けてきた編者の皆さんに感謝です。

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    2021年11月18日
  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    2018年に日本で発表されたSF短編アンソロジー。毎年出版されていたが、今年で最後のようだ。すべての作品が自分好みというわけではないが、何か面白い作品に出会いたいときには重宝していた。これで最後だと思うと寂しい。もっと短編を読める機会が増えればといつも思っている。NOVAなど定期的に出版されるものも増えてきたので、寂しさはあるものの、短編を読む機会が減ることはないだろう。

    本書で気に入った作品は、「検疫官」、「おうむの夢と操り人形」、「幻字」、「 1カップの世界」、「グラーフ・ツェッペリン夏の飛行」といったところ。

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    2020年07月06日
  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    久しぶりに年刊日本SF傑作選。
    色んな人の作品読めるのが良い。
    が、選者の方は好きなんだろうけど、どうにも受け入れにくい作品が含まれてる。
    今回は長谷敏司さんのが久しぶりに読めたので良かった。内容もBEATLESSのスピンオフで懐かしかった。アニメは認めない。

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    2023年07月30日
  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    2018年に発表されたSFジャンルの作品19篇。
    ここで創元社の「年刊日本SF傑作選」は最終巻となるのですが、「ベストSF」として竹書房の方で同じコンセプトで復刊します。本当は、発行順に読みたかったのですが、積読にしていたこちらを忘れていました。
    ま、しかたがありません。積読はしかたがない。本屋さんでの出会いは一期一会なので、読みたいと思ったら買えばいいのです。いつ読むかは、自分のタイミングでいいのです。

    「サンギータ」
    19篇の中で圧倒されるという点で群を抜いていたのが「サンギータ」。
    狂気の末にたどり着いた先の世界に何があるのか。何が起きてしまうのか。
    クライマックスの変貌してゆく世界。

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    2021年09月27日
  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    ネタバレ

    友人から薦められた話が収録されているので借りた本
    個人的には玉石混合
    大きな肉塊の一部を削ぎ落としたのが短編で、しっかり地を作れていないと面白くない
    作り込む必要はないと思うんだけど作り込んである方が面白い

    わたしとワタシ
     p32 わたしは、今の自分を否定する過去の自分と仲良くするつもりはない。
     これに尽きる話だった。
     ヲチが続きを想起させるし、この設定でいろんな人に連作させても面白そうだなとは思った。

    リヴァイアさん
     わかる。
     一人称小説の場合、声に多少出してないと話が進まない(本人の自己完結で済んでしまうため)のは。
     けどこのヒロインはダメだ。
     合わない。
     小説の登場人

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    2020年12月31日
  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    ネタバレ

    SF。短編集。
    好きな作品は「おうむの夢と操り人形」「大熊座」「幻字」。
    好み的には「大熊座」がベスト。ビッスン「熊が火を発見する」リスペクト。
    自分が円城塔さんの作品を気に入るのは珍しい。
    マンガは、道満晴明「応為」が印象的。まさかのエロマンガ業界からの収録。著者のことばも含め、普通に面白かった。まあ、SF小説業界にも森奈津子さんとかいますしね…。
    このシリーズも今作で終わり。
    今後は『Genesis』と『NOVA』を読むことにしましょう。

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    2020年01月15日
  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    ネタバレ

    創元SF文庫の年刊日本SF傑作選シリーズは今年で終了らしいが、個人的には読むのはこれがまだ1冊目。
    長編の一部とか、スピンオフとか案外多くて、その手のものはどうしても盛り上がりに欠ける。その点、書き下ろし短編アンソロジーシリーズには劣るかなあと思ったり。『サンギータ』はすごかった。

    P659「最小のSF設定で、最大の効果を」(宮内悠介)



    宮部みゆき「わたしとワタシ」★★★☆☆
    - タイムトラベルしてきた若い頃の自分に出会う。

    斉藤直子「リヴァイアさん」★★★☆☆
    - スカイフィッシュのやつ。

    日高トモキチ「レオノーラの卵」★★★☆☆
    - 僕:駄菓子屋兼市長。
    - レオノーラ:卵を

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    2020年11月01日
  • サンギータ-Sogen SF Short Story Prize Edition-

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    【収録作品】「わたしとワタシ」宮部みゆき/「リヴァイアさん」斉藤直子/「レオノーラの卵」日高トモキチ/「永世中立棋星」肋骨凹介/「検疫官」柴田勝家/「おうむの夢と操り人形」藤井太洋/「東京の鈴木」西崎憲/「アルモニカ」水見稜/「四つのリング」古橋秀之/「三蔵法師殺人事件」田中啓文/「スノーホワイト/ホワイトアウト」三方行成/「応為」道満晴明/「クローム再襲撃」宮内悠介/「大熊座」坂永雄一/「『方霊船』始末」飛浩隆/「幻字」円城塔/「1カップの世界」長谷敏司/「グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行」高野史緒/第十回創元SF短編賞受賞作「サンギータ」アマサワトキオ

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    2019年10月12日