藤田健次のレビュー一覧
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『なつぞら』は視ていた。ドラマでは奥山玲子のようなアニメーターが高畑勲のような演出家と結ばれている。
実際の結婚相手 小田部羊一による『龍の子太郎』の談話が興味深い。浦山桐郎監督がご存命の頃、武蔵野美大の講堂で鑑賞した。上映後の監督による講演では、天狗の声を演じたなんて話は出なかったように思う。...続きを読むPosted by ブクログ -
朝ドラは一切観ないので、本書については奥山さんではなく小田部さんの仕事への興味から。
ただ、より面白かったは、勝間田さんや池田さんといった関係者のインタビューの方。
勝間田さんの「オレはマキノの弟子だから"泣き"も上手いんだ」には痺れた(笑)Posted by ブクログ -
共にアニメーターであった奥山玲子・小田部羊一夫妻の互いに強い信頼で結ばれつつ精神的に自立し互いに尊重し合う生き方、そしてアニメーションという仕事への思いの強さとが軸になっている一冊。
印象に残ったのは、小田部さんがスイスに『アルプスの少女ハイジ』のロケハンのため旅立った時、2人で働きながら懸命に育て...続きを読むPosted by ブクログ -
東映動画から日本アニメ、テレコムへの流れは大塚さんや宮崎さんの絡みで語られることが多いですが、この本は小田部さん、奥山さんからまとめられています。特に、東映動画に残った奥山さんの仕事ぶりが語られているのは珍しいのではないでしょうか?今のところ最後の東映まんが映画といって良い「竜の子太郎」について語ら...続きを読むPosted by ブクログ
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夫が、取引先の方から頂いたそうで私も読んでみました。
朝ドラ「なつぞら」のモデルになった女性(ご夫婦)のことを、業界の重鎮方にインタビューした記録です。
奥山さんが女性の社会進出の先駆者であったことや、安月給の長期労働で頑張っていたアニメーターの方々の苦労など、時代を切り開いてきたと自負する皆さん...続きを読むPosted by ブクログ