塚本堅一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ内容は題名のその後について。
NHKのアナウンサーだった人だから言葉や表現を大事にしているんじゃないか。
何度も逡巡して推敲して書かれた本なんじゃないかと感じて大事に読んだ。
人当たりがソフトで美意識が高くて素敵な人なんだろうなとちょっとうっとりしながら読み進めた。
選ばれた企業、職業。プライドと向き合うのは大変だっただろうなあ。
向き合ったからこそ今の素敵な塚本さんがいるんだろうなあ。
ラスト1ページで涙が。NHKを辞めた後でも、夢だった仕事をやり続けている人生について想いを馳せて書かれている。
喪失感でしんどかっただろうなあと失われた「あったはずの人生」を思って悲しくなった。応援してい -
Posted by ブクログ
NHKのアナウンサーが薬物で捕まったというニュースはぼんやりと覚えていたが、顔も名前もよく知らない人だった。その塚本堅一さんが自身の経験を吐露しているのが本書なのだが、この本を手に取ったきっかけは毎日新聞の一面にドンと載った記事だった。なんとも普通な容貌の男性で、この人が薬物で捕まったとは思えないが…と記事を読んでいくと、自分をさらけ出し前に進もうとしていることが伝わってきた。さらに彼のことを知りたくなった。
塚本さんはラッシュと呼ばれる近年危険ドラッグに分類されることになった薬物をたまの褒美に使っていたという。怪しげなサイトと思いつつも合法をうたっていることから手を出してしまい、結果的に逮捕