壮絶な人生。自分ならどこかで心折れて死んでいたかもしれない。目が見えず、息子を失い、それでも人に喜んでもらえるために何ができるかということにひたむきに向き合ってきた著者の生き様に感服する。自分には何ができるだろうか。わたしはうつ病と付き合いながら、自分には大それたことなどできないとあきらめて悲観して生きている。そんなわたしでも、誰かのために何かしら出来ることがあるということか。自分以外の誰かのためになることをどうしたらできるかということを考えて生活していきたい。まだまだ井の中の蛙だったと気づいた。