特攻についてどう思うか、それらのカケラも体験したことがない身にそんな不遜なことは出来ない。ただ、親のため、家族のため、国のため、という思いで散っていった人々の気持ちを思い、想像する。いったいどれだけ怖かったことだろう。自分がこの世界に存在しなくなってしまっても、それでも自分の思う大切な人たちの幸せを願い、国の存続を願う。もちろん実際の思いには遠く及ばないだろうが、それでも、そうした思いに考えをはせることが大事なんだろう。自分の祖父もまた特攻ではないが戦争で還らぬ人となった。そうした人々の犠牲の末に現在があることに感謝するのみ。