中東久雄のレビュー一覧

  • おいしいとはどういうことか

    Posted by ブクログ

    <目次>
    第1章  土を舐める
    第2章  山を喰らう
    第3章  草を摘む
    第4章  家で食す

    <内容>
    京都銀閣寺そばで、「草喰なかひがし」を出している著者の本。父親のやっていた花脊の「美山荘」ともども京都では(いや全国で)有名な店。花脊育ちで、何も特殊な作り方もしていない料理が、大変美味しいらしい。その背景が、この本でよくわかる。日本料理は、やはり素材なのだ。それ生かすためには、料理人自らが食材を知らないといけないし、その食材の本来の姿も知らないといけない。そこが難しいだろう。あとがきにあるように、「山椒油」の作り方が書いてある。さらっと、90℃くらいの米油に実山椒を入れて、そのまま2時間

    0
    2019年08月29日