笹井都和古のレビュー一覧

  • 県民には買うものがある
    「県民には買うものがある」「ポニー、虹をごらん」「シー・イズ・メイ」「CV:ユキハライッサ」「続きはオフラインで」
    R-18文学賞、友近賞受賞作を含んだ5話収録。

    表題作は滋賀の片田舎に住む、いわゆる「県民」の女子高生が主人公。

    地方都市で生活する者の絶望と、SNSを介しての希望がリアルな心情と...続きを読む
  • yom yom vol.50(2018年6月号)[雑誌]

    レトロゲームファクトリー

    意外に早く最終回になり、少し物足りなさを感じましたが、ハッピーエンドで気持ちよく読み終える事ができました。私は、論理的に説明されないと心が動かない方ですが、三段論法で人の心は動かないと言うのも確かです。(しかし、昨今のおれおれ詐欺は、人の感情に訴えかける犯罪ですから、また厄介です。) 最終回は、...続きを読む
  • yom yom vol.49(2018年4月号)[雑誌]

    レトロゲームファクトリー第2回

    前号に引き続き、「レトロゲームファクトリー」を読みました。これから一話完結のスタイルで進んで行くのでしょうか。今回は、各登場人物の背景的説明も徐々にされて来て、思いがけないコーギーの生い立ちも含まれていました。数日前には、レトロゲーム機の復刻の新聞記事もありましたので、40、50代である私達の世...続きを読む
  • 県民には買うものがある
    わたしも「県民」だからわからなくもないけど、ここまでコンプレックス強くはないから、ちょっと冷ややかな目線で読んでしまうのよね。
    R18のサイトで読んだ時と結局読んだ印象は変わらなかった。

    なんかこう若い子たちの脆さと愚かさを、いい力加減で書いているなぁとは思った。
    ご本人がお若いからこその作品が並...続きを読む
  • 県民には買うものがある
    県民には〜と、ポニーがとても好きだな、と思った。
    他の作品も、登場人物の世界と、それが最後に壊れたり壊したり踏み出したりと、読後感がなんとなく好きな雰囲気だった。

    でも私が歳をとったからなのか、県民ではないからなのか、趣味の問題なのか、少し淡々と読んでしまった。かな。

    ただポニーはとにかく好き…...続きを読む